自分だけの「怒り」を育てよう – 『怒る技術』

自分だけの「怒り」を育てよう – 『怒る技術』
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連休中読んだ本の中でとてもおもしろかった本を紹介します。

哲学博士の中島義道さんが書いた『怒る技術』です。

以前中島さんが書いた『善人ほど悪い奴はいない』を読んで、

衝撃的だったので別の本も読んでみよう、と思ったのでした(この本もとてもお勧めです)。

理不尽なことをされても怒れない、という人に特に読んでほしいです。

感情的にならずに、きちんと怒る

詳しい内容は本書に譲りますが、

面白いな、と思ったのが怒るときは感情的にならず、

怒ろう(ちょっと盛って)。ということでした。

なぜかというと、

怒ることで相手に演出もできる(舐められない)し、真剣度が伝わるからです。

そして「ちょっと怒りを盛る」というのもポイントで、

そうすることによって自分を客観視できるのだとか。

これは高度な技術ですね。

決して感情的にならない、という点がまず難しいですし、

なおかつ怒ることを演出する(盛る)というのもハードルが高いです。

ですので最初のうちは、

「自分が間違っている」と無条件に思い込まないことからスタートするのが良いと思っています。

それが親であっても、兄弟であっても、友達であっても、上司であっても。

自分が悪い、間違っている、

と思いこむのは一時的にはある意味楽ですが、

そのうちなぜ生きているのかがわからない、という鬱状態に追い込まれるでしょう。

自分を騙し続けることは不可能です。

人を騙すだけでなく、自分を騙すことも罪だと思う

怒りは覚えていたほうが良い

読んでいて安心したのは、

「怒りは覚えていたほうが良い」

ということでした。

怒りを感じない人間のほうがよほどまずいと著者は書いております。

(自殺したり、いきなりキレたりするので)

私も過去に怒りを感じたことが忘れられず、

思い出しては嫌な気分になり、

「早く忘れないと・・」と無理していたので、

「忘れなくて良いんだ」

と思うだけで安心しました。

というわけで、「ああ、ほんとにムカついたな・・一言言ってやればよかった」と

思い出して安心して?います。(とはいえ、あまり体には良くないのでほどほどに)

確かに、無理やり蓋をしめて忘れようとしても

どこかで歪みが生じてしまうので

無理に忘れないほうが良いと思っています。

自分の怒りと社会的な怒りを分ける

もうひとつ、共感したのが自分の怒りと社会的(世間的)な怒りを分けるということです。

争いをしたくないから、

面倒なことに巻き込まれたくないから、

家族(友達)と疎遠になりたくないから、

仕事を失ったらまずいから・・

などという理由で怒りを抑えて生きていると

自分の怒りに鈍感になると著者は書いています。

だから、社会的(世間的)な怒りに自分を合わせることしかできなくなる、と。

SNSの炎上もそれが原因かもしれません。多勢の意見に自分を合わせるひとが多い。

きちんと「自分の怒り」を持っていれば、

自分を見失うことはないはず、ということでした。

この点は私自身「自分の怒り」を持っているので大丈夫かな、と感じました。

なぜかというと、社会的(世間的)な怒り=自分の怒りではまったくないからです。

例えば、誰か芸能人が不倫をした、とか政治家が暴言を吐いたとかで

テレビやネットで怒っている人が大勢いますが

私は何も怒りを感じないです。なんで怒っているんだろう?と思うことがよくあります。

それよりも、日常の出来事で出会った人の言動のほうに怒りを感じることが

多いです(例えば、「ルールを守ることがルールだ」と思っている人の言動)。

もちろん人によって怒りのルールは違いますし、

誰かにとって「怒り」であっても、私の「怒り」ではないことは

当たり前です。

少なくとも、自分の「怒り」のルールを持っていれば、

流されて生きることはないと思っています(友達は少なくなると思いますが)。

著者は怒りを「言語化」することも有効と書いています。

自分の中で感じる「怒り」のサイン、無理に忘れずに、大切に言葉にしてみませんか。

 

まとめ

中島義道さんが書いた「怒る技術」がとてもおもしろかったので紹介しました。

「怒りを抑えることは、大人」

という常識が覆されました。

理不尽なことをされても、何も言えない人に

読んでもらいたいです。

 

編集後記

4連休に、自宅兼事務所の引越しを行いました。

早速オフィス家具を組み立て、執務スペースを作りました。

横浜を拠点に、今後も活動していきます。

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