『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』という本に、執筆させていただきました。

税理士、その中でもひとりで活動している人たちの生の体験談をおさめた働き方を含めた生き方の本です。

5月30日発売、前後に書店に並びます。(もう既に並んでいる書店もあるようです)

 

ひとり税理士のパイオニア、井ノ上陽一さんが監修

著者は私を含めた現役の税理士10名、監修をひとり税理士のパイオニア的な存在である井ノ上陽一さんが担当しています。

私自身、独立することになったのは井ノ上陽一さんのブログ「EX-IT」を読んで感銘を受け、「こんな働き方(生き方)をしたい」と思ったことがきっかけでした。

井ノ上さんのブログセミナーを受けて、2年がたちました。

見よう見まねでブログを続け、自分なりの働き方・生き方が少しずつ確立されてきたときに執筆のお話をいただきました。

当初「他の人と比べて経験も多くなく、独立して数年の自分が執筆して良いのだろうか?」という気持ちになりましたが、

自分の声をブログだけでなく「書籍」という新たな媒体で届けるチャンスと思い、快く引き受けました。

税理士の仕事内容がメインの本ではない

この本は現役の税理士の10名の次の体験がリアルに書かれています。

  • ひとり税理士であるがゆえに感じる「苦悩」や「不安」
  • ひとり税理士として試行錯誤する過程で遭遇した「失敗談」や「成功談」
  • ひとり税理士として実際に体感した「メリット」
  • ひとり税理士として活動することで生じた「日常」や「ライフスタイル」の変化

 

税理士の仕事内容を紹介することがメインの本ではなく、

「こういう生き方もある」という体験をひとり税理士という観点から語られている点が特徴です。

これから税理士を目指す人、税理士として独立しようと思っている人はもちろん、これからフリーランスとして独立しようとしている人にも参考になる内容かと思います。

「こんな生き方もある」という気づきになれば

この本の著者10名は、下記の思想を持っていることで共通点があります。

  • 「仕事」と「プライベート」に明確な区別をつけていない
  • 「仕事だけ」「プライベートだけ」ではなくどちらも楽しむ
  • 規模拡大を敢えて目指さない

「仕事で成功するためには家庭を犠牲にすることは仕方ない」「仕事を楽しむなんて甘え」「規模拡大してこそ成功だ」という世の中の主流の考え方とは外れています。

現に、

「ひとりで経営なんて状況は儲かるはずもない、成功していない」

というコメントをネット上で見かけたことがあります。

儲かる、儲からないの基準だけで成功しているか否かを考えればひとりは確かに成功していないケースが多いかもしれません。

ただこの本の著者は少なくとも「お金を儲けること」だけを成功だとは思っていません。

仕事とプライベートの区別をつけず、どちらも楽しむ。すなわち人生を楽しむ。

これが一つの生き方の成功の基準となっている点が特徴です。

とはいえ、いまだにいい学校に入って、いい会社に入って、いい給料をもらって・・という生き方が成功の王道と思われている風潮が世の中には残っています。

しかし不登校、うつ、過労、自殺などが話題になるたびに、こういった「成功」とされる生き方に疑問を持つ人も増えてきているのではないでしょうか。

みんな薄々気づいてはいるけれど、固定された価値観の呪縛からなかなか逃れられない。

そんな状況の中で世間一般の主流とは少し外れた10人の生き方を読んで

「こんな生き方もあるんだ」というひとつの「気づき」になってもらえれば光栄です。

ひとり仕事の相棒「IT」

この本は、ところどころに10人が普段利用しているIT(PC、会計・税務ソフト、コミュニケーションツール、クラウドストレージ等)が紹介されています。

ひとり仕事にとって、大事な相棒であるIT。

これを上手く活用しないことにはひとり仕事が成り立ちません。

資格業というとその専門知識にばかり目がいきますが、ひとり仕事の大事な相棒であるITツールにも着目している点がこの本のユニークな点です。

我々の中では「IT音痴」は一応禁句ですので(^^;;

これから独立しようと考えている税理士の方には特に参考になるのではないでしょうか。

まとめ

『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』を紹介させていただきました。

初めての書籍執筆ということで、拙い部分もあるかと思いますが、読んだ人がなんらかの生きるヒントを得られることができれば光栄です。

(もし興味がおありの方は、Amazon又は書店でご購入いただけますと大変嬉しいですm(_ _)m)

編集後記

昨日は、所用で逗子海岸、葉山方面へ。

あいにくの雨でしたが初めて見た綺麗な海、新緑に満足です。

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