遊んでいる人を見てどう思うか
- 2025.10.29
- My働き方改革
みんなが働いているのに自分だけ休むのは申し訳ない、
と思う人が日本人には多い気がします。
真面目で美しい考え方だし、
そういう人が多いからこそ日本の丁寧なサービスは
成り立っているとも言えます。
ただ、それが行き過ぎると他人が遊んでいるのを見て
「私は頑張ってるのに…」
とネガティブになってしまう弊害が大きい気がします。

*私は頑張ってるのに、あの人はずるい?
休まず、頑張る人が偉い?
でもそれは、仕方ない部分もある気がします。
少なくとも私(40代後半)の世代は、
「皆勤賞」なんかが当たり前にあったし、
学業でも仕事でも「休まずに、頑張る人」が
無条件に尊く、偉いとされる価値観がありました。
実際、職場では誰かが休むとそのしわ寄せが誰かにいく、
といった考え方が強いのでみんな遠慮して
休めないことが多かった気がします。
そういった雰囲気だと、
自分の知っている人が楽しそうに遊んでいるのを見ると、
自分は真面目に働いてるのに…と思う気持ちが出てきてしまうのもわかります。
現に、若いときの私もそういう気持ちは少なからずありました。
周りの人が遊んでいる姿を見るとほっとする
でも、今は全く考えが変わりました。
友人でも、お客様でも、知っている人が楽しそうに遊んでいるのを見るとほっとします。平日でも休日でも関係なく。

なぜこういう気持ちになれたかというと、
自分も遊びたいときに遊ぶようになったからだと気づきました。
もちろんやるべきことはやって、その上で遊びも楽しむ。という意味です。
「娯楽」「遊び」というと、仕事よりも価値が下、というように見られがちだけど
同列だと気づきました。どちらが欠けても人生は味気ない。
遊びが仕事を充実させ、仕事が遊びを充実させます。
遊んでいる人を見て物申したくなるのは
遊んでいる人を見て物申したくなってしまうのは、
その人の人生に遊びが足りてないのかもしれません。
自分も遊びを楽しめていれば、他人の遊びも尊重できるはずだからです。
「自由なひとり仕事だから遊べるんでしょ?」と言われればそれまでですが、
組織であっても、「休んじゃいけない」雰囲気は作るべきじゃないと思っています。
それは巡り巡って、自分含め、周りの人すべてに重荷を与えることになってしまうので。
(言うは易しですが)
その点、ヨーロッパ圏(特にイタリア、フランス、ギリシャなど)の人たちは遊ぶのが上手である気がします。最近見た「エミリー、パリへ行く」では、フランス人は10時から出社で、土日に仕事の話は法律で禁じられてるとか、日本と比べるとかなり違う文化だと思いました(多少脚色されてるかもしれませんが)。
いずれにしても、自分がガチガチに「頑張る」を意識しすぎると、他人にも厳しくなって勝手に自分も苦しくなるという、不自由さに縛られる気がします。
他人の遊びを尊重できるよう、自分にも適度な遊び心を持ちたいですね。
編集後記
日曜日は、東京で同じくひとりで税理士をされている女性お二人とお食事。
その後、Oasisのコンサートが行われる東京ドームをちらっと見に行きました。
音楽好きの人が集まっていて、とっても良い雰囲気でした^^
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