遊んでいる人を見てどう思うか

遊んでいる人を見てどう思うか
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みんなが働いているのに自分だけ休むのは申し訳ない、

と思う人が日本人には多い気がします。


真面目で美しい考え方だし、

そういう人が多いからこそ日本の丁寧なサービスは

成り立っているとも言えます。

ただ、それが行き過ぎると他人が遊んでいるのを見て

「私は頑張ってるのに…」

とネガティブになってしまう弊害が大きい気がします。

*私は頑張ってるのに、あの人はずるい?

休まず、頑張る人が偉い?

でもそれは、仕方ない部分もある気がします。

少なくとも私(40代後半)の世代は、

「皆勤賞」なんかが当たり前にあったし、

学業でも仕事でも「休まずに、頑張る人」

無条件に尊く、偉いとされる価値観がありました。


実際、職場では誰かが休むとそのしわ寄せが誰かにいく、

といった考え方が強いのでみんな遠慮して

休めないことが多かった気がします。


そういった雰囲気だと、

自分の知っている人が楽しそうに遊んでいるのを見ると、

自分は真面目に働いてるのに…と思う気持ちが出てきてしまうのもわかります。

現に、若いときの私もそういう気持ちは少なからずありました。

周りの人が遊んでいる姿を見るとほっとする

でも、今は全く考えが変わりました。

友人でも、お客様でも、知っている人が楽しそうに遊んでいるのを見るとほっとします。平日でも休日でも関係なく。




なぜこういう気持ちになれたかというと、

自分も遊びたいときに遊ぶようになったからだと気づきました。

もちろんやるべきことはやって、その上で遊びも楽しむ。という意味です。


「娯楽」「遊び」というと、仕事よりも価値が下、というように見られがちだけど

同列だと気づきました。どちらが欠けても人生は味気ない。


遊びが仕事を充実させ、仕事が遊びを充実させます。

遊んでいる人を見て物申したくなるのは

遊んでいる人を見て物申したくなってしまうのは、

その人の人生に遊びが足りてないのかもしれません。


自分も遊びを楽しめていれば、他人の遊びも尊重できるはずだからです。

「自由なひとり仕事だから遊べるんでしょ?」と言われればそれまでですが、

組織であっても、「休んじゃいけない」雰囲気は作るべきじゃないと思っています。

それは巡り巡って、自分含め、周りの人すべてに重荷を与えることになってしまうので。

(言うは易しですが)


その点、ヨーロッパ圏(特にイタリア、フランス、ギリシャなど)の人たちは遊ぶのが上手である気がします。最近見た「エミリー、パリへ行く」では、フランス人は10時から出社で、土日に仕事の話は法律で禁じられてるとか、日本と比べるとかなり違う文化だと思いました(多少脚色されてるかもしれませんが)。




いずれにしても、自分がガチガチに「頑張る」を意識しすぎると、他人にも厳しくなって勝手に自分も苦しくなるという、不自由さに縛られる気がします。

他人の遊びを尊重できるよう、自分にも適度な遊び心を持ちたいですね。

編集後記

日曜日は、東京で同じくひとりで税理士をされている女性お二人とお食事。

その後、Oasisのコンサートが行われる東京ドームをちらっと見に行きました。

音楽好きの人が集まっていて、とっても良い雰囲気でした^^

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