AIの進化がとまらない一方、「なくならない」と思う「手仕事」

  • 2025.04.21
  • AI
AIの進化がとまらない一方、「なくならない」と思う「手仕事」
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2022年の11月にChatGPTが登場して以来、生成AIの進化が止まりません。

もはや、追いつけないほどです。


その一方で、「これはなくならないだろうな」と思うのが、

細かい手仕事」です。

※自分でコート作って自分で着る

AIに比べて、ロボティクスは進化がゆっくり

進化が著しいAIに比べて、現場仕事を担うロボティクスは、

思ったよりも進化がゆっくりです。


お掃除ロボットや、医療ロボット、配膳ロボットなど

一定の分野では進んだとは思いますが、

まだまだ補助レベルで、人の代わりには程遠いのではないでしょうか。


その一つの原因が、「細かなことに対応できる、人間の体の器用さ」だと思います。

それを特に感じるのがアパレル業界です。

服作りは工程がめちゃくちゃ細かい

アパレル業界でも、ロボティクスは進んでいるようですが、

比較的単純な裁断や縫製、品質検査にとどまっているようです。


そして、これは多くの原因が絡んでいますが、

途上国でものすごい安い賃金で働かされている人たち

の問題は常にありますよね。


そういう人たちの作業姿を見ると、

「ああ、こういう仕事確かにロボットじゃできないよね」

と思うんです。


私も、服作りが趣味でひととおり作業を経験しているからです。

例えば、

  • パターンから型紙を作り、それを布にチャコペーパーで書き写す。
  • 補強のために接着芯を貼る。
  • 布の端っこをジグザグミシン(ロックミシン)で処理する。

…などなど、ミシンをかける以前にものすごい手作業が発生する。

これらはすべて細かい手仕事です。

ロボティクスでできるとは到底思えません。

手仕事は、今後もたくさん残る

身体を使わないいわゆるホワイトカラーの仕事は生成AIでどんどん置き換わっています。

私も執筆などをしていて、今までものすごく時間をかけていた部分がなくなって、驚きを感じました。

その一方で、縫製含め、一定の細かい「手仕事」は思った以上に残る、と思っています。

特に、日本は職人文化とずっと言われてきて、

きめ細かい手仕事を生かす文化が残っています。


私が今後大事だな、と思うのが「メンテナンス」の仕事です。

例えば、街でたまに見かける「お直し」「リメイク」のお店。

思い出の品をリメイクして違うものに作り変えるとか

(私が見た動画ではランドセルを小物にリメイクしていました)

、これって人間だからこそその豊かな発想含めできることなんですよね。

金継ぎも、日本の「ものを大切にする」心があって素敵です。(このNHKの「Zero Waste Life」シリーズ、好きでよく見てます)

https://www.youtube.com/watch?v=AHf-rGrh3c4




服だって、極端な話着たいものを自分で作れば

大量に作って大量に廃棄される流れに対抗できる。途上国の低賃金にも。

(私は本気で全部作りたい)

無駄なものを大量に作る世の中から身を引いて、

作れるものは自分で作って、

「メンテナンス」する気持ち。

これからの時代とても大切にしていきたい考えです。

編集後記

週末は、先日買ったvlog動画に便利なOsmo Pocket3を試したくて、

POV(Point of View)動画に初挑戦!

近場の池を回りました。

高画質でブレも少ないし、

自然の中気持ちよく過ごせました^^

最近のあたらしいこと

noteに、読書感想を書いています。

「急に具合が悪くなる」は末期がんである哲学者と人類学者とのメールのやり取りが書籍化されたもの。がつんと頭を叩かれたような衝撃がある本でした。

「急に具合が悪くなる」 – 人類学者と哲学者の魂の往復書簡に心打たれた