セーフティネットは、日々自分で作り上げるもの。
11/242020
生きていく上で、
「いざというとき」のセーフティネットは
誰にとっても必要です。
先日、私と同じくひとりで活動されている
税理士の井ノ上陽一さんの本を読みました。
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント | 井ノ上 陽一 |本 | 通販 | Amazon
実際にご自身が入院されたときのことも書かれていて、
説得力があります。
「ひとり税理士の」とついているとおり、
ひとりで活動している税理士の方向けではあるのですが、
フリーランス、ひとり社長の方が読んでも参考になる内容ではないかと思います。
この本を読んで気づきになったことを書きます。
最も怖いのがレベル1リスクの蓄積
この本の冒頭でリスクをレベル3つに分けて紹介されています。
一番リスクが高いものは、言わずもがな自分の死ですね。
考えたくないことですが、私はエンディングノートを作って考えています。
今自分が世の中から消えたとしても、
被害を最小限に抑える努力はしています。
次に、自分が動けなくなることです。怪我や病気ですね。
これも、考えています。
私は保険というよりは貯蓄で賄おうとしています。
ここまでは、多くの人が貯蓄や保険に入るなどして
対策をしているかと思います。
大事なのは、最後の、「日常的なリスク」です。
例えば、
- 稼げなくなる
- 忙しくて時間がなくなる
- したいことができなくなる
- 勉強せずに成長しなくなる
- 健康状態が悪化する
- 人間関係を損なう
といったことです。
これらは普段目の前のことばかりに目を囚われていると
見過ごしがちです。
しかし蓄積することによって、レベル2、レベル3に匹敵する
リスクになると感じました。
実際、自分の死期が近くなると以上に書いたことを後悔すると聞きました。
この本はこレベル1のリスク回避のためのマネジメントが
主な内容となっています。
一番響いたのが人間関係
この本で一番響いたのが人間関係に関するセーフティネットです。
学生時代、
「友達をたくさん作りましょう」
「みんなと仲良くなりましょう」
と言われることが苦痛でした。
なぜ形だけの友達をたくさん作らなければいけないのか、
なぜみんなと仲良くしなければいけないのか、
わかりませんでした。
いや、嫌いな人は嫌いだし。(先生も含め)
と感じていましたし、
嫌われないために努力するのも馬鹿げていると感じていました。
この本の中で、
「人間関係こそ好き嫌いを大事にする」
という記述は今まで私が感じていたことが受け入れられた
ようで(^_^;)嬉しかったです。
この好き嫌いの感情は社会に揉まれていくうちになくなってしまう
(「わがまま」「大人になれ」とか言われて)のですが、
人間関係のストレスをなくすためには必須なことだと、あらためて感じました。
無理に仲良くしないほうがお互い平和ですしね。
「なんかこの人、良いな」と思う人とだけ付き合えば人間関係のストレスは
なくなると思っています。
セーフティネットは、「日々自分で考える」ことで作られる
この本全体を通じて、
最大のセーフティネットは、
誰かから勧められたことではなく、
「日々自分で考える」
ことであると認識しました。
言い換えると、丁寧に自分と向き合うことだと考えています。
人間は日々変化していくものですし、
自分の心の声を日々聞いていかなくてはセーフティネットは出来上がらないと思っています。
だからこそ習慣が大事なのだな、と。
井ノ上さんが超ストイックに(私から見たらですが)
日々の習慣を続けている理由も、少しだけ分かりました。
まとめ
ひとり税理士の大先輩である井ノ上陽一さんの新刊
「ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント」
を読んで気づきになった点を書きました。
税理士だけでなく、フリーランス、ひとり社長なども
参考になる内容です。
編集後記
3連休は、雑誌記事の読込と書籍執筆をすすめました。
書いているうちに、
「これ入れたほうが良いな」
とどんどん項目が増えていきます。
外は人が多いので、家での食事が中心。
ホットクック(自動調理器)で白菜とバラ肉の重ね煮を作りました。とろとろで美味しかったです。