空白の時間があることのメリットー追われているだけではクリエイティブな発想はできない
10/182016
カテゴリー:時間の考え方
独立してから感じるメリットの一つに、「空白の時間があること」が挙げられます。
空白の時間とは、すなわちやることがない暇な時間です。
今まで気づくことのできなかった空白の時間のメリットを考えてみました。
(ほっともっとののり弁当をマンションの前のベンチで食べながら)
会社勤めの場合、空白の時間が許されない
会社勤めしている人だったら誰しもが「暇な時間」を経験していると思います。
私も、特に大手の企業に勤めているときによく経験しました。
大手の企業は人員にも余裕があって空白の時間ができることが多いです。
最初の内は「何かお手伝いすることありますか?」と聞いていましたがそのうちやめてしまいました。
(仕事を作るのが大変そうだったのと、それほど必要でなさそうな仕事ばかりであったため)
そんなとき「じゃあやることないので失礼します」だとか「スキルアップのために研修にでも行ってきます」とできないのが辛いと思っていました。
結局残された道は仕事をするふりをしながらバレないようにエクセルなどのオフィス系を使ってスキルアップすることでした。
ある程度役職があがって裁量権のある人だったら自由にできるかもしれませんが、大勢の人は会社にいる時間=会社に捧げる時間であるという認識が強いと思います。
それでも日々の仕事を見直したり、効率化を図るためには「空白の時間」が必要です。けれども私が勤めてきた会社では「空白の時間」がある社員は「暇そう」「仕事もっと与えろ」と言われる有様でした。
独立したら「空白の時間」の大切さが分かった
一方、独立した直後は「空白の時間」だらけです。
最初の内は「やることがない」状態がとても不安で、無理やり予定を作っていました。
会社勤めのとき「やることがないのに無理やりやることを作る」のが嫌だったはずなのに、同じようなことをしていました。
しかしポツポツと仕事をしていくうちに考え方が変わってきました。
仕事と仕事の間にあるぽかっと空いた時間に色々と考えるようになったのです。
このままの方向で進んでよいのか、本当にやりたいことをできているのか・・という風に。
そうするとビジョンが明確になって毎日の仕事にも相乗効果が生まれるようになりました。
クリエイティブな時間ができた、という感じでしょうか。
空白の時間がないくらいに仕事や予定でいっぱいのときは「なんとなく充実している感」はあっても実はただ毎日を目いっぱい消費していただけだったのかもしれません。
休みの日もなるべく空白を作る
休みの日も、基本的に1日は予定を何も入れないことが多くなりました。
家族との時間を取るという理由もありますが、敢えて計画を作らないで空いた時間に考える時間を持つようになりました。
最近読んだ、「ソース」という本の中に出てくる「ソースの車輪」という概念があるのですが、その図を見ては考えています。
「ソースの車輪」とは、自分の「ワクワク」を項目別にまとめた図です。
この図を見ると、「仕事」は項目に含まれていないことに気づきます。
あくまで仕事は手段なんだな、と思います。
そう考えるともっと視野を広げて総合的に人生をよくしていくためにはどうしたらいいかを少しでも考えていくのは有意義だと思います。
それもこれも、きちんと空白の時間、暇な時間があるからこそです。
脱線しますが、よくメールで「お忙しいところすみません」という文をもらったり自分でも書いたりしていますが、やめた方がいいかもしれないですね。
自分の発する言葉は自分が一番よく聞いています。
「自分は忙しい、だからできない」を自分自身に言い聞かせてしまう気がします。
まとめ
独立してよかったことの一つとして「空白の時間を作る事」のメリットを書いてみました。
幸いなことに今の状況はぼけっとしていても(本当は色々考えている)、周りから「暇そう」「仕事してるの?」と言われないので精神的に非常に楽です。
しかしだからこそ、クリエイティブになれる「空白の時間」を大切にする努力をしていきたいと思います。
編集後記
今日は同業者の方ととある社会起業家のイベント参加のための打ち合わせ。
さて、どうなることやら。詳細は後日記事にしたいと思います。
クラウド会計専門の女性税理士です。
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