独立は、世間ではなく社会とつながりを持つチャンス。
1/122021
カテゴリー:ソロビジネスハック
日本は犯罪が少ないし、
美味しいものもたくさんあるし、
国民皆保険保険制度もあるからどこでも医療が受けられるし・・
と良いところばかりだと思ってはいるのですが、
それでも「生きづらい」という思いが小さい頃からありました。
(外国に住んだことも、行ったこともほとんどないのですが)
それは、世の中を支配する「世間」(空気)だと分かりました。
私は、独立してようやく世間ではなく社会と本格的につながりを持てたと思っています。
息苦しさを感じている人ほど、独立はお勧めです。
「世間」と「社会」の違い
最近読んだこちらの本で興味深いことが書かれていました。
Amazon.co.jp: 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書) eBook: 鴻上尚史, 佐藤直樹: Kindleストア
この本では、
世間・・・「自分と関係のある人たち」で成り立っている世界
社会・・・「自分と何も関係がない人たち」がいる世界
と区別されています。
そして、日本では「個」を主体とした社会がなく、
世間、つまり集団間のしきたり=空気で支配されているから息苦しい、ということでした。
確かに、日本では
知っている人には礼節を尽くすけど、
知らない人、自分に関係ない人、空気を読めない人に対しては
すごく冷たいですね。
これには納得し、今までの生きづらさが理解できました。
学校が苦手でした
学校に本当に馴染めない子供でした。
ひとりで図書館にいて本を読んでいても
通知書に「もっと積極的に友達を作りましょう」と書かれたり・・。
学校をサボって、
良い成績をとったら「ズルだ」と言われたことがありました(なぜ!!??)。
「みんなおんなじ」
にしなければいけない理由が分からなくて、
反抗する手段もなくて、
子供ってつらいなあと感じていました。
どこまでもついてくる世間
大学を卒業して、
「ようやく狭い世間から解放される!」
と思いきや、
会社に入ったらまたそこは「世間」でした。
そこでしか通用しないルール(空気)が強要される世界。学校とそっくりです。
ですので当初は
「世間」が比較的少ない外資系企業ばかり
選んで働いていたのですが、
はじめて日本の会社に勤めた当時を今でも覚えています。
- ランチ終了後(13:00ピッタリ)に席についていないと上司に怒られた
- どう考えても要らない仕事を強要された
- よく分からない謎ルールが多すぎて(誰に先に連絡するとか)息がつまりそうだった
- 正社員となにかと区別された(当時非正規社員)
- 「みんな頑張ってるのだから」という残業強要の空気
「学校から始まり、会社でもずっと息苦しさは続くのか・・」
と思いました。
会社だけでなく、日本では世間からなかなか逃れることができません。
嫁姑関係、親戚付き合い、町内会、ママ友・・
どこまでも追いかけてきます。
独立して、はじめて社会とつながりを持てた
私が世間のしがらみからようやく脱せた、
と思ったのが独立してからです。
全く関係ないわけではないけれど、
べったりとしないお客様や同業仲間との関係が気に入っています。
そして、「世間」から離れることによって
自分とは全く関係ない人にも目を向けられるようになりました。
どこにも属していないと、人を肩書きや役割じゃなくて「個」としてみることができるんですよね。
人をありのままに見る、って世間に縛られていると難しいものです。
なによりも
いままで強制されてきた
「みんな同じでいなければならない」
から、
「違うことが当たり前だし、強みになる」
に転換できたことがうれしかったです。
若い人たちを中心にひきこもり、ひどい場合には自殺
といった現象が増えているのは
私のように世間(空気)になじめない、はじきだされた人々がいるからだと思っています。
しかも、相当の数。でないと、こんなに幸福度の低い国になっているはずがありません。
独立は、そんな息苦しい世間から逃れる手段の1つだと今では確信しています。
編集後記
金曜日は、仕事煮詰まってるー!とメールをしたお友達から
ランチのお誘いがあったので空いているお店でお食事を。気分転換になりました。
日曜日は、以前私が借りていたスペースで個別コンサルティングを。(またレンタルスペースになってた)
税理士の方お二人でした。
共通点が多く、こちらも刺激を受けました。
最近のあたらしいこと
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