売り込み営業はしたことがない

私は税理士になる前、ずっと経理や総務などのいわゆる「バックオフィス」

の仕事をしていました。

当然、独立時も営業経験はゼロ。お客様ももちろんゼロ。

自分で仕事を獲得した経験がなかったのです。

ありがたいことに5年たった今は仕事に恵まれていますが、

1年目はホントにどう食べていけばよいのかわからず試行錯誤で、

周りからも心配されました。

そんな過酷な状況を経験してきたのですが、下記の「売り込み営業」は一度もしたことがありません。

  • 異業種交流会で名刺を配りまくる
  • 接待をする
  • 飛び込み営業(訪問・電話)する
  • 新設会社を調べてDMを送る
  • SNSで面識のない人にDMを送る
  • メールアドレスをゲットできた人にメルマガを送る

負け惜しみかもしれませんが、

売り込み営業はしなくてよかったと考えています。

自分が受けてみて、

大きな害がようやく分かったからです。

※ええ!!??と思った宣伝チラシ(今回の内容とさほど関係ありません)※

 

上下関係ができる

「仕事をください」オーラが出ていると、

どうしてもお客様との間で上下関係ができてしまうと思っています。

しかも、「この人は仕事に困っているんだな」という目で見られてしまいます。

それは、仕事が実際に開始してからも同じです。

 

値段で選ばれる

面識もなく売り込み営業にきた人と仕事をする人は何を基準に選んでいるのでしょうか。

もちろん商品・サービスの内容や担当者の人間性なども重視するとは思いますが、

会ってすぐにその商品・サービスの良さや担当者の人間性を理解できる人はいないと思います。

そうなると、やはりいちばん大きな判断基準は値段になってしまうのではないでしょうか。

 

マーケット感覚から遠のく

「商品・サービスを買ってもらう」「集客」

といった感覚ばかりでいると、マーケット感覚から遠のくと考えています。

先日、とあるフリーランスの方が書いた本で、

「商品・サービスの内容自体には興味があっても、『それで会社(私)になんのメリットがあるのか』を説明してくれないと買う気が起きない」

と書かれていました。これは腑に落ちました。

私も、単に商品・サービスの良さだけを力説する人の話は聞きたくありません。

「営業」というと「攻め」のイメージがありますが、

本当は相手の話をじっくりと聞いて、「探す」イメージなんじゃないかと思うのです。

まずはニーズをじっくり探って、

お客様のベネフィットありきの商品・サービスの説明でないと何も響かないでしょう。

売り込む力も大事ですが、それが強すぎると

「目の前のお客様含め、今世の中で何が必要とされているか」

というマーケット感覚から遠のくと考えています。

 

まとめ

売り込み営業の害と思われることを3つ書いてみました。

理想は、売り込み営業自体が必要なくなることと考えています。

 

編集後記

昨日は、手続関係(税理士カード、会社の社会保険など)を中心に行いました。

 

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