独立後、ITによって実現した働き方革命
1/102017
カテゴリー:My働き方改革
独立後、実感できたことの1つとしてITを利用することにより働き方を変えることができたということです。
働き方ビフォアー・アフター
独立する前の働き方は、こんな感じでした。
- 毎日往復2時間以上かけての乗車率150%超の満員電車通勤
- 顧客との連絡手段は電話中心。そのため複数の人がかかわるプロジェクトで情報漏れが起きる
- 自分は何も発言しない定例会議に時間がとられる
- 顧客訪問には、分厚いファイル+使い慣れない会社のPC+データ保存のためのUSB持参
- 顧客情報はデータと紙に分散されているため、情報を探すのに時間がかかる
- 自分の座席は限られているため、デュアルディスプレイなど効率化が図れない
- 会計・税務ソフトを「使いづらいな・・」と思っても自分だけ変えることができない
会社勤めをしていると、「こうできたらいいのに・・」と思うことはあっても諦めの感がなんとなく漂い不効率なやり方を受け入れたままになっていました。
そして独立後。こういった働き方になりました。
- 自宅がオフィスであるため移動時間ゼロ。起きて頭がすっきりしたらすぐに仕事にとりかかれる
- 顧客、パートナーとの連絡手段はメール又はチャット。顧客との情報共有はもちろん、パートナーとの業務連絡も複数人が共有できるチャットツールを利用しているため情報漏れが起きない
- 定期的な打ち合わせはSkype又はGoogleハングアウトで。顔と声が複数人で共有できるため電話よりも意思疎通が図れる
- 顧客訪問には自分のPCを持参。クラウド上に全部データが保管されているのでもちろん分厚いファイルは必要なし
- 顧客データはDropbox、Googleドライブなどクラウドストレージ機能で一元化。紙では一切管理しない。情報が集約されるため余計な検索時間がなくなるし、何より安心感が得られる
- 自宅兼事務所の事務所スペースは自分で使い放題。ディスプレイを複数置いて効率化可能。
- 自分が使いやすい会計・税務ソフトを使うことができる
一つ一つは小さな事かもしれませんが、積み重なるとすごい時間と労力の節約になっていると感じます。
毎日残業、そして時間がいくらあっても足りないという感覚、、どっぷりとその環境にはまっていると見えなくなりますが、後から考えてみると「これじゃ毎日残業で当たり前だな・・」と気づきました。
ITはただのツール、「こうしたい」という願望が大事
ただ、いくらITが便利だと言われていてもそれを適切に使いこなすことができなければ意味がありません。
上に書いた通り、勤務時代顧客訪問するにはわざわざ顧客情報がつまった会社のPCと分厚いファイルを持って行っていましたが、私はそれが嫌でした。
何より重いし、どこかに置き忘れる危険性もあるし・・しかしそこで「嫌だな」「本当はこうしたいのに」と思わなければその状況を「仕方ない」と受け入れるしかないでしょう。
最初に「こうしたい」という願望があって、そのためにどういったITツールがあるか。
このような順番でいけばITに振り回されることはなくなるはずです。
どんなに評判のいい、皆がお勧めするITツールであっても自分に合っているかどうかは分かりません。
かといって食わず嫌いはよくないので、まずはどんどん新しいITツールに触れてみることが大事ですね。
「メールは失礼」は一昔前の発想
年配の方に多い発想で、顧客連絡にメールは失礼という考え方があります。
少なくなってきてはいますが、「近くに来ましたので・・」「近況をおうかがいに・・」という「アポなし訪問」「目的なし電話連絡」も普通に行われています。
比較的時間的に余裕のある一昔前だったらこういった考えはよかったのかもしれません。
もちろん、信頼関係を築くのに頻繁に連絡を取り合うことも必要でしょう。
ただそれはお互いの時間を尊重した上で、という前提があります。
アポなし訪問・目的なし電話連絡はお互いの時間と生産性を間違いなく奪います。
少なくとも現時点で私の周りにおられる経営者様は、とにかく忙しい方が多いです。
業務の邪魔になってしまっては元も子もないので、なるべくいつでも返信のできるメール、チャットなどのITツールを活用しています。
時間のない経営者様の質問回答はなるべく迅速に、お待たせすることのないよう心がけています。
いつの時代も、信頼関係を築くためには相手の立場になって考える基本姿勢は必要ですね。ここでも、ITは信頼関係を築くためのただのツールという考えができると思います。
まとめ
ITの活用によって独立前と独立後は働き方がまるっきり変わりました。
このようにできたのも、勤務時代から、「こうしたい」という願望を持ち続けていたからだと思います。
また、ITはただのツールであるということを意識した上で、相手の立場になって考える基本姿勢を保ち続けることが大切です。
編集後記
週末は、息子が「たまには二人(私と夫)におごるよ!」と言い出し。
せっかくなので横浜・関内のいつもの天ぷら屋さんへ。
お年玉が入って気を大きくしたのかもしれません・・(でも勘定書はじっくり見ていました)
「今度は、初任給のときでいいよ」とだけ言っておきました。