今日は、以前プログラミング教室で知り合った方と話す機会がありました。

その方は、以前税理士法人に勤めた経験があり、今は税理士事務所向けの事務効率化に関するプログラム開発をしています。

今回税理士として働いている私に、どういったことに非効率さを感じているかをリサーチしたいとのことでした。

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会社員の頃は疑問・ストレスだらけだった

会社員でいた頃は、業務がシステム化されずに非効率的なやり方が横行していることが多くそれがストレスでした。

自分1人であったらすぐ変えられますが(現に今しています)、会社ではそうそうすぐには変えることができません。

むしろそういった提案をしても古いやり方にこだわる人も多くジレンマを感じました。

しかしそこでそのジレンマを忘れなかったことが今役に立っています。

独立して、自分の好きなように効率化できるからです。

独立後、ITによって実現した働き方革命

もしそこで飼いならされていたら、自分で考えることもやめてしまっていたかもしれません。

税理士事務所はまだまだアナログ系が多い

ここで、税理士事務所の業務の話に移ります。

私は以前従業員100人以上の大規模税理士法人に勤めていましたが、今日話した方も大規模税理士法人に2年程勤めていました。

今回話してみて、会計事務所のアナログさにはお互い強く同意しました。

一番同意したのが「顧客資料管理」。

例えば、

  • 顧客ごとにサーバにフォルダを作っているが、ルールがないため名前・場所がバラバラ
  • 担当者がデスクトップに会社情報を置いていて他の担当者が見れない
  • デジタル情報の他に紙のファイルもあり、どれが最新なのかが分からない

・・など。

よく社内メールで全員に

「〇〇会社の顧客ファイルを持っている方は至急棚にお戻しください」

などと送られてきていました・・。

そして、なぜかこの業界は「紙」が大好きな人たちばかりです。

電子申告を頑なに拒否する人もいました。

価値を生まないことにどれほど貴重な時間をつかっていたか

本来の顧客への価値提供ではなく「資料を探す」という何も価値を生まない時間にどれほど時間を使っていたのでしょう。

業務効率化、というと最初から難癖をつける人が多かった気がします。

誰でもやり方が変わるのは面倒なのはわかります。

でもそこで価値を生まない時間を極力減らすことにどれだけ価値があるか、立ち止まって考えることが必要です。

疑問に思う気持ちを忘れないこと

 

会社の非効率なやり方に疑問を持つ人はそれほど多くありません。

長く勤めている人ほど、気づかなくなるかもしれません。

特にファイル管理など間接業務に関しては直接お客様対応とは関係がないので疎かになりがちです。

しかし、顧客に接しているときだけが価値を生み出すわけではありません。

そういった日々の間接業務も含めてその会社の価値であるはずです。

やはり間接業務は疎かにはできません。

私は会社にいたときの疑問をバネ(?)に今は1人で好きなように効率化しています。

1人で考えるのは大変ではありますが、楽しくもあります。

会社で疑問に思ったことは後々役に立つことが多いです。

忘れないようにしましょう。

編集後記

息子が春休みなので、基本お昼は一緒に食べています。

会社員のときは休み中1人で食べさせることしかできなかったので、こういった点も独立してよかったなあと思っています。

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