子供は「育てる」というよりは「一緒に生きていく」くらいでいいのかも
5/22018
カテゴリー:子育て
子供と「一緒に生きていく」くらいでいい
私には高校生の息子が1人います。
さすがに身の回りの世話などはもうほとんど必要ありませんが、心のケアなど、色んな面で今も心配することが多くあります。
ただ最近は、今更といえば今更ですが子供を「育てる」というと上から目線なので、「一緒に生きていく」くらいでいいのかも、と思っています。
「育てる」というと正しい大人へと導く、といったイメージがありますがそもそも「正しい」大人ってどんな大人なんだ?ということが私自身わかっていません。
だったら、子供の前で無理に大人ぶるよりは、等身大で一人の人間として共感したり、助け合ったりしてただ一緒に生きていけばいいんじゃないかな、と思っています。
子供が学校をふけたときに感じたこと
息子はどちらかというと大人しいタイプで、石橋を叩いて渡る慎重な性格です。
ですので誰かと喧嘩したり、学校をサボったりということは今までほとんどありませんでした。
ところが先日、たまたま息子の学生服のポケットから出てきたのは・・ファミレスのレシート。
しかも時間は平日の11時。こ、これは・・・。(しかも堂々と丼物とデザートを頼んでいる!)
なるべく平静を装って聞いてみると、ばれると思っていなかったのか、
「(動揺して)あ、数学で分からないところがあって予習してから行こうかと・・(焦)」
と。
そんな慌てる様子を見て私は、
「詰めが甘すぎる・・かわいい。」
と思ったのでした。(親バカです。すみません。)
きちんと先生にも電話しているのに、レシートをポケットに入れたままとは。
もう少し心情を書きますと、
「色々、自分で考えるようになったなあ。」
と感動したのでした。
(もちろん、注意はしましたが)
大人は子供時代を意外と忘れているもの
自分自身が子供の頃を思い出してみると、息子よりもずっとダメダメ人間だったなあと。
午後の授業がどうしても面倒になってお昼食べてそのまま帰ったりとか。
体育の授業を受けたくなくてずっと見学してたりとか。(後に補習を受ける)
とはいえ、頭では色んなことを考えていました。
大人って私たちと全然違うのかなあ。楽しいのかなあ、とか。
そして大人になってみて。相変わらず毎日悩んでます。
そんなに子供と変わらないです。
意外と大人って自分も子供の時ダメだったのを忘れてるんですよね。
同じことしてたりするものです。今回もデジャブ?的な感覚でした。
なので上から目線で怒るというよりはむしろ「そうか君もか」と思ったのでした。
育てるよりは、一人の人間として「共感」する
以前どこかのサイトで子供が「学校へ行きたくない」と言ったときにどうする?ということが書かれていました。
一番良くないのが「そんな甘えたこと言ってないで、さっさと行きなさい!」と上から押さえつけること。
押さえつけられたら誰だって鬱屈します。
一番良いのが、まずは「そうだね、行きたくないよね」と共感することなのだそうです。
これを読んではっとしました。私も子供の頃、誰かに共感してもらいたかったなあ、と。
結果的には行くしかないのでしょうけど、まずは気持ちをわかってもらいたいってあると思うんです。
私も学校行くのは本当に嫌だったので。(時代的に、言えない状況でしたが)
上からではなく、子供と同じ目線で話してくれる大人がいたらよかったなと。
子供が小さいうちは身の回りの世話を含め「育てる」が中心ですが、早いうちに一人の人間として扱った方が、子供は精神的に満たされると思います。
まとめ
子供を見てると、自分の子供時代を再現しているかのように様々なことを思い出します。
子育てって、大人が子供に一方的に何か教えるというイメージがありましたが、教えられることってそれほどないんだなあ、というのが15年たった感想です。
なので無理に「立派な姿」を見せるよりは、「一緒に生きていく」くらいの感覚で、一人の人間として接する方が結果的にうまくいくのでは、と今では割り切っています。
編集後記
昨日は、午前中都税事務所の対応に苦言(色々ありまして・・)、午後に区役所に印鑑登録証明書とマイナンバーカードのパスワード再設定(パスワードを数回間違えてロックされるという愚行)をしようと出向いたら3時間半待ち・・。
マイナンバーカードってなんのためにできたんだろう。ここはディズニーランドか・・と(-。-;
もう絶対パスワードロックされません笑!
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区役所で3時間半待っている間にKindle本を2冊読む
「10年後の仕事図鑑」落合陽一・堀江貴文著
「決算書で面白いほど会社の数字がわかる本」 福岡雄吉郎著