『いちばんやさしいPythonの教本』(株式会社ビープラウド)という本でPythonの基礎を学びました。

 

この本1冊で、Pythonを始めるにあたっての環境準備からプログラミングの基礎、ライブラリの使い方、Webアプリケーション(会話bot)の作成まで幅広く学べます。

プログラミングを初めて学ぶ人にもお勧めできると思った理由は以下のとおりです。

  1. 応用範囲が広い・とっつきやすいPython
  2. 最初につまづきやすい環境準備の説明がとても丁寧にされている
  3. 基本→応用の流れで段階的に・効率よく学べる
  4. 会話botという身近なアプリを作ることでプログラミングの楽しさを体感できる

応用範囲が広い・とっつきやすい 1番人気のPython

「人気プログラミング言語ランキング」でPythonは常の上位に位置しています。

Pythonでイメージするのはまず「機械学習・人工知能ソフト開発」ですが、他にも

  • ロボット(Pepperなど)制御
  • Webアプリ(YouTube、Instagram、DropBoxなど)開発
  • 業務効率化(Officeなどと連携)

など範囲は広いです。

そして、初心者にとっつきやすいコードであることが特徴です。

下記は、実際に今回の本で学習して書いた平成プログラム(西暦から平成の年を計算して返すプログラム。「Atom」というテキストエディタを利用)ですが、私が今まで学んできた言語(PHPやRubyなど)と比べても書きやすい、読みやすいように思いました。

プログラミングに興味あるけど、どの言語を最初に学んでいいか分からない、という人であれば

Pythonをお勧めできます。

環境の準備の説明がとても丁寧

私もそうでしたが、プログラミングを始めるにあたって最初にぶち当たるのが環境の準備です。

HTMLやCSSなどは比較的簡単に始められますが、環境の準備が必要な言語もあります。

例えばPythonであれば、はじめるにあたって次の環境の準備が必要になります。

  • Pythonのインストール(https://www.python.org/downloads/
  • プログラムを実行する、コマンドプロンプト(Macであればターミナル)の準備(標準でPCに備わっています)
  • プログラムを書く、テキストエディタ(Atomなど)のダウンロード
  • 仮想環境の作成(外部のWeb APIを利用する場合など)

ここらへんの説明が、他の本のようにさらっとしたものではなく紙面を割いて丁寧にされています。

「なぜ」このような準備が必要なのかも噛み砕いているので、初心者にとってはとても助かる内容です。

基本から応用まで、段階的に・効率よく学べる

この本は2名の講師の方が執筆されているのですが、前半の章では環境準備、コマンドプロンプトの使い方、変数・データ型・配列・繰り返し・条件分岐・辞書などのプログラミング基礎を学べ、後半の章では実際のアプリである会話botの作成、ライブラリの活用、WebAPIの利用、Webアプリの作成など実践的なことを学べます。

基礎をきっちり学んだ上で、応用という流れなので段階的に、効率よく学ぶことができます。

プログラミングの楽しさを実感できる

この本の良いところは、会話botという実際のアプリを作成することによってPythonが学べる点です。

文法ばかりの本だと途中で挫折してしまいますが、実際の身近なアプリである会話botを作成しながらという点が飽きさせないものになっています。

そのほかにもWebAPI(外部から利用できる機能)を利用して天気予報コマンドを作成したり、Wikipediaと連携して辞典コマンドを作成したりと、興味をもたせるような工夫がされています。

最終的に作ることができるWeb上で動く会話botは下の動画のイメージです。

1日でここまでできるので、プログラミングの楽しさを体感するのには良いと思います。

まとめ

『いちばんやさしいPythonの教本』で実際に学んで、お勧めできる理由を紹介しました。

「AIで仕事がなくなる」と言われている昨今ですが、ただ恐れているだけではつまらないです。

どうせだったら、「自分たちの仕事がどういったものに置き換わるのか」といったことを積極的に学びにいくほうが前向きに戦略をたてられます。

Pythonは初めて触れましたが、面白いと思いました。

この1冊でプログラミングの基本が身につきますので、興味がある方は是非ご覧になってください。

編集後記

週末は、届いたばかりの電子ピアノを楽しみ、合間にPython。

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Pythonで会話bot

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