【お勧め本】『バカとつき合うな』堀江貴文さん、西野亮廣さん著ー「存在なし」よりも「行動するバカ」でいたい
11/72018
カテゴリー:本
堀江貴文さんと、西野亮廣さんの話題の共著、「バカとつき合うな」という本を読みました。
一体何回「バカ」が出てきたのだろう、というくらい「バカ」という言葉が使われていますが・・^^;
題名のとおり、「こんな人間と付き合ってはいけない」ということを主に書いていますが、
最後に著者の2人がお互いを「バカ」と言い合って(良い意味で)いるのが興味深かったです。
一番心に響いたのが、
「自分がバカだと認識している人間はまだ良いかもしれない。バカ以下の『存在なし』にはなってはいけない」
ということです。
行動しない人間は存在しない?
この本で堀江さんは、なにも行動しないで文句や不満ばかり言っている人について、
バカ以下というか、無です。存在以前。
とバッサリ切っています・・。
行動しないで文句ばかり。これ、昔の私だなあと読んでて思いました。
自分を変えたいのに、文句や愚痴ばかり言って何も行動しない。そんな毎日のループだった気がします。
確かに行動に移さなければ自分も変わることができないし、ましてや周りの人や、社会に貢献できるわけないんですよね。
何か文句が口から出そうになったら、
「じゃあ、それを変えるために今日からできることはなにか?」
と考えることができる人だけがいま現在を生きていると言えるのだと思います。
「バカになれる」人が仕事を作ることができるのではないか
この本の終わりに、著者の二人が自分のことを「バカ」と書いていますが、
「バカになれる」って一つの才能だと思っています。
子供を見てると分かるのですが、好きなことに没頭しているときはこっちがなんと言おうとも寝食を忘れて「邪魔するな!」オーラをだしています。
でもそういう没頭を忘れて段々「お利口」になっていってしまうのは不幸なことなんじゃないか、せっかくの「バカ」になれる才能がなくなってしまうことなんじゃないかと、思っています。
著者のお二人の活動を見ているとプロもアマチュアも関係なし、ただひたすら興味あるものに取り組んでいるように見えます。(とはいえ戦略的だと思いますが)
一昔まえにはこのような人間は「ちょっと変わった人」として見られてしまっていたかもしれません。
しかし今は与えられた仕事を高速に処理する人間は機械に取って代わられようとしています。
いま必要なのは「仕事を作り出す」人だと思います。
仕事を作り出すためには、「これをしたい」という強いモチベーションが必要です。
したがって新しい仕事を作ることのできる人間の条件は、何かに没頭できる=バカになれることではないでしょうか。
自分は「バカ」という認識も大事
この本を読んで、「ああ、私自分のことバカだとわかっているからまだ大丈夫だ」という変な(?)安心が出てきました。
我々くらいの年齢(40代)になってくると、会社でもそれなりに地位も上がりますし、なまじ国家資格なんかを取っていると「先生、先生」なんて持ち上げてくれたりするものだから勘違いも起きやすいと思います。
でも私は自分のことは賢くない、利口でもない、器用でもない、バカだと思っています。
決して商売上手とも言えないですし、人間関係を広げるのも苦手、あらゆることの飲み込みも遅いですし・・。
でもわかっているだけでも良いかもしれない、と最近思うようにしています。
「自分はもう学ぶことなどない」
となったら「頑固親父(ババア?)」の始まりになってしまいますし。
自分のことをバカだとわかっているからこそ、こうして日々考え、行動できるのだと思っています。
たとえバカでも、行動し、存在することのほうが大事です。
まとめ
「こんなバカとは付き合ってはいけない」ということだけではなく、バカの効用的なことも書いてあるのがこの本の魅力だと思いました。
ものすごい数の「バカ」という言葉に圧倒されそうになりますが^^;
編集後記
昨日は、税務雑誌の執筆を主に。
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