16歳の息子が暇そうなので(部活にも入らず、さほど勉強もしていない)、社会勉強ということでアルバイト探しに付き合ってみました。

そして見つけたのが年末年始の郵便局でのバイト。

簡単な年賀状仕分け作業です。

おとなしいタイプなのでいきなり接客業は難しいだろうし、かといって体力もないから肉体作業系も難しいし、バイク免許も持っていないからポスティングは無理だし・・ということで決まりました。

息子のバイト探しに付き合ってみて。

AIで人間がやっていた簡単な作業はなくなる、と言われているけれども「残ってほしいアナログ仕事」もあるということに気づきました。

私自身、「AIと人間は共存して・・」などと偉そうに書いていたのですが、いざ仕事未経験の息子の仕事探しに付き合ってみたら

比較的簡単なアナログ仕事の大切さに気づきました。

お弁当屋、資料チェック、軽作業、、、バイトの思い出

私が初めてアルバイトをしたのは18歳のときです。

お弁当やさんでお弁当製造、レジ打ち、掃除などをしました。

初めて勤務したときのことはすごく鮮明に覚えていて、仕事を必死に覚えることでやっとでした(要領も悪く、よく怒られ)。

その後、カード会社の申込書のチェック、工場での検品など色々やりました。

大学卒業後務めた会計事務所も、大学3年生からアルバイトとして勤めそのまま正社員になったところです。

(結局そこでは領収書整理、製本等の誰でもできる仕事しかしませんでしたが)

今思えば「誰でもできる」仕事であることには間違いないのですが、「働く」ということに対してプレ経験をできたのは大きな収穫でした。

こういったプレ経験もなく学生から一気に社会人になって「社会人としてプロ意識を」と言われるのは相当辛かったことでしょう。

しかも、今は先輩からのOJTなど望めない状態なので、なおさら「プレ経験」であるバイト、簡単なアナログ仕事の経験が重要なのでは、と思います。

いずれ機械に代わるかもしれないアナログ仕事の価値

「誰でもできる仕事は機械にやらせれば良い」という考え方は一理あるかもしれません。

年賀状の仕分けの仕事だって、手書き文字を読み取るAIによってなくなる可能性は十分あります。

しかし、もっと視野を広げるとアナログ仕事が残る価値もあります。

今回のように仕事未経験の人がとっかかりとして始めるものだったり。

体や心に障害がある人ができるものだったり。

つい自分だけが見える世界の中だけで「効率化」や「機械化」などと考えてしまいがちですが、

一方で「非効率さ」が残るメリットも見逃せません。

すべての職場が様々な指標で管理体制を敷かれるようなところじゃなくても良いし、

ゆるゆる、ふわふわ、とした職場だってあっても良いんだと思います。

(田舎の商店の雰囲気とか好きです)

偏った考えに陥らずに、「効率化」によって失われるものにも目を向けるべき

ではないかと思います。

まとめ

息子のバイト探しに付き合ってみて、残ってほしいアナログ仕事があることに気づき記事にしてみました。

普段、自分の仕事は「効率化」を目指しているくせに、

現金なもので、いざ自分の息子がどこか働きに出るとなると

「どうか使えなくても(非効率でも)お手柔らかに」と思ってしまう自分がいます。。

これをとっかかりに「働く」を自分でデザインしていってもらえれば良いかなと思います。

編集後記

昨日は、同業者の方との忘年会へ。楽しい時間を過ごせました。

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