毎年12月はじめ頃になると、ドキドキする習慣がなかなか抜けません。

明日は、税理士試験の合格発表日です。

私が税理士試験を受けだしたのは子供が4歳で少し子育てが落ち着いた頃、28歳のときでした。

そして結果的に税理士資格を取得するまでに丸8年(大学院在学期間の2年含め)かかっています。

「資格とっても食べていけない」

「税理士資格はAIに取って代わられる」

などと暗いニュースも聞きますが、私は資格を取ってよかったと思っています。

初めて科目合格した通知を見たときに、一人でエントランスで「嘘!?」「嘘!?」と連呼したのを覚えています。(怪しい)

資格を取る理由は人それぞれですが、私の場合「コンプレックスを克服して自信をつける」ことに一番役立ちました。

コンプレックスに悩まされてきた

小さい頃からあまり要領が良くなく、勉強が好きな割にはあまり成績は良い方ではありませんでした。

なのであまり勉強しなくても成績の良い人に対してコンプレックスを持っていました。

かといって運動が得意だとか一発芸ができるとかもないし、愛想もないし基本暗いし。。

しかも大学まで卒業させてもらったのに、すぐに結婚、出産ということで

親にも申し訳ないと思っていたし、20代はじめで周りがキャリアを積む中、育児に精一杯であった自分に対しても

「このまま主婦として終わっていいのだろうか?」

という葛藤がありコンプレックスは日々積もっていきました。

コンプレックス克服のための資格取得もあり

正直、資格として「税理士」を選択したのは偶然です。

たまたま簿記が好きだったのでその延長線に税理士があったのでした。

私にとって「税理士資格を取る」と思ったきっかけは、

「一国一城の主になる」

「親の家業を継ぐ」

「会社員よりも稼ぐ」

といった具体的なすごい目標があったわけではなく、

「自分のコンプレックスを克服したい」

という理由、それだけでした。

そのためには簡単に取れる資格では意味がない、そこで国家資格である税理士に注目したのです。

資格取得はコスパが良い

資格取得は、自分に自信をつけるためにとてもコスパの良いことだと思っています。

正しい方法で、時間をかければその分結果が返ってくる。自分に自信をつけるには最適ではないでしょうか。

特に税理士試験は科目合格制度を取っているので、

自分のペースで進められることがメリットです。

資格を取得する行為というのは自分だけでコントロールできる部分が多いですが、

仕事(特に勤め人)や育児はそうもいかないです。

仕事はいくら自分が努力しても上に立つ人によって評価も変わりますし、

育児は「正しい方法」自体が何なのかわかりませんし(今もわからない)、時間をかければ良いというものでもありません。(そして、評価もされにくい)

モヤモヤとした評価ではなく誰の目でも分かるはっきりとした「資格」という評価がほしかったというのもあったと思います。

実際、資格を取得したことにより覚悟が決まり、見える景色が変わった気がします。

資格取得までの道は確かに苦しいときもありますが、自分に自信をつけ、コンプレックスを克服するのにとても良い方法でもあります。

まとめ

資格取得は、コンプレックス克服によかったということを書きました。

今年度受験した人が、明日大きな自信をつけられる結果になるよう、願っています。

来年2月に税理士受験生向けの雑誌に執筆することになりましたので、受験生の方の少しでもお役に立てればと思ってます。

編集後記

昨日は、新規のお客様の契約書作成、年末調整の調べ物など。

源泉徴収税額表の甲と乙の適用がある状況で、初めて知ることばかりでした・・

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読書「ことり」小川洋子さん

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