最近Google検索をしているときに気になるのが、

「○○ わかりやすく」

「○○ 簡単に」

の検索ワードが多いことです。

あまりに頻繁に出てくるので

気になったところを書いてみます。

世の中、簡単に理解できることなんてない

検索する人の気持ちもわからなくもありません。

難しそう、ややこしそうなことを

わかりやすく、簡単に説明してくれたら誰だってラクですよね。

でも世の中簡単に理解できることなんてほぼないんじゃないでしょうか。

例えば最近私は「アヤメとカキツバタの違い」について

調べたのですが、こういうことでしたらはっきりとした答えがあるので

そんなに難しくはありません。(形は似てるけどアヤメはお日様を好み、カキツバタは水を好む違いがある)

しかし、本日検索した「インボイス制度」(2023年から始まる消費税の新しい制度のことです)

は、正直簡単に理解できることじゃないと思っています。

消費税の基本から現在にいたるまでの制度の仕組みを理解する必要があります。

わかったフリが一番怖い

「○○ わかりやすく」

「○○ 簡単に」

の検索ワードにあまり良い印象を持たない理由のもうひとつが、

「わかったフリ」が怖いから、ということです。

確かに「よくまとまってるなあ」という記事はあります。

でもそれを読んだだけで皆が理解できるのであれば、

わざわざ専門家やあちこち開催されているセミナー、分厚い書籍なんて

必要ないですよね。

自分が知っていると思いこんでいることもあるかもしれません。

「専門家」と言われている人(私も)含め、

自分の知識を疑ってみることは必要なんじゃないかと思っています。

「○○ わかりやすく」「○○ 簡単に」で終わらせない

もちろん、日々気になったことについて

「○○ わかりやすく」「○○ 簡単に」

で調べてみること自体は全く問題ないと思っています(私は(「○○とは」としか検索しませんが)。

大事なのは、分かりやすい、簡単な記事を見ただけで

終わらせないことだと思ってます。

実は表面的な理解にとどまっていることが多いはずです。

私自身、ネット検索からスタートしたことを

本、雑誌、論文など掘り下げて何度も何度も読んで、

ときには第3者の意見も聞いて

ようやく理解できることがあるのでそう思うのです(要領が悪いのでなおさら)。

そもそも、誰でもわかりやすく、簡単に理解できることの価値はそれほど高くありません。

すっと入ってくる記事を次々と消費していったところで

「なんとなく知っているけど少しも応用できない」

状態になるだけと考えています。

「○○ わかりやすく」「○○ 簡単に」で終わらせずに、

「自分は理解していない」ことを前提に

行動し、自分のペースで掘り下げてみることをお勧めします。

時間がかかっても自信がつきますし、人と大きな差をつけられるはずです。

 

まとめ

「○○ わかりやすく」「○○ 簡単に」の検索ワードが

頻出するので気になったところを書いてみました。

 

編集後記

昨日は、本日の勉強会の準備、リハなど。無事終えられました。

雑誌に執筆した記事が単行本になるようで、楽しみです。

 

最近のあたらしいこと

インボイス勉強会開催

コンデジでYoutube撮影

 

Youtube更新情報(毎週水曜日更新)

誰もが発信する時代、

フリーランスこそ自分の軸となる「コアメディア」を持つことが大事なんじゃないか、

というお話をしてみました。

初めて、コンデジ(Canon PowerShot G7X MarkⅢ)で撮ってみました。

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