「先生と呼ばれること」=信頼・地位・名誉が得られる?

とある冊子に、税理士の仕事の魅力は

「クライアントから『先生』と 呼んでいただいていること=信頼・地位・名誉が得られること」

という記載がありました。

私は税理士ですが、現在お客様から「先生」と呼ばれることはほとんどありません。

呼んでほしいとも全く思いません。対等な立場であるから当然です。

仮に「先生」と呼んでいただいてもそれで

「ああ、私は信頼・地位・名誉が得られたんだな」

とも思わないでしょう。

信頼・地位・名誉は良い仕事をすることによって得られるものだと思っています。

「先生」と呼びあう業界

この業界に入って驚いたことは、クライアントに限らず、同業者同士でも「先生」と呼ぶ慣習です。

税理士は業界団体に登録しなければ仕事はできないのですが、入ってから気づきました。

正直、とても違和感がありました。なんというか、同業者同士で「先生」って変じゃないですかね。

周りから見たら異様じゃないかと。

尊敬する大先輩も、「先生」じゃなくて「さん」で良くないですか。

私にとって「先生」と呼べる人というのは、

教師とか、医師とかに限られます。

「先生、先生」と呼ばれると私自身恥ずかしくて仕方ありません。

他を見回しても、これほど「先生」の呼称が蔓延している職業は見当たりません。(政治家とかにも多いかも)

昔からの名残で慣れてしまっている人にとっては大したことないのかもしれませんが、

割とこういった慣習が職業のイメージに影響してしまっているのではないかと思っています。

(偉い、怖い、といった)

資格はただの前提。信頼は良い仕事をすることによって得る

国家資格がなければできない業務というものは確かにあります。

ただ、資格は前提であって、それ以上でも、それ以下でもありません。

資格があるから信頼があるかというと。

確かにそれなりの信頼のステータスにはなるかもしれませんが、本来信頼というのは良い仕事をすることによって得られるものだと思っています。

どんなに立派な資格を持っていようと、お客様に貢献できなければ信頼は得られません。

呼称は形式的なものであって、本来信頼を得ることとは無関係なはず。

先生と呼ばれることを、「当たり前」と思わないようにしたいですね。

まとめ

仲の良い同業者同士で「先生」と呼び合うことはありません。

「魅力のある職業」というのはそういった形式的なことではなく

実際に、どれだけ楽しく・生き生きと働いている人がいるのか、

だと思います。

編集後記

昨日は、息子の制服が届いたので再度試着。

手足が長いので仕方なく大きなサイズにしたのですが。

細身なので詰め襟もズボンもダブダブ・・仕方ないですね(-_-;)

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