日本の働き手の1日の平均勉強時間は9分

総務省が5年ごとに公表している、「社会生活基本調査」という調査があります。

2021年(令和3年)の調査によると、

働き盛りの25歳〜59歳の日本人が1日に勉強する時間(学業を除く)は、

平均9分でした。25歳〜29歳が若干多くて14分ですが、それ以降は数分。

出典:令和3年社会生活基本調査

 

これだけ見ると、「日本人は勉強していない」の噂は

当たっているようです。

※本を読むことも書くことも勉強になっています

 

勉強している人はすごくしている

ただ、この9分は「平均」というのが曲者です。

全く勉強しない人(0分)が多かったら、平均値は意味ない数字になる

可能性があります。

 

そこで、「行動者率」(実際に行動(勉強)している人の割合)

のデータがあるのでそれを見ると、違った様子になります。

行動者率は全体の3.4%ということで、勉強している人自体が極端に少ないことがわかります。

100人いたら、3人勉強していて、残りの97人は全く勉強していないということになります。

「普段勉強している」だけでかなりレアな人間になれます。

 

更に気づいたのが、その勉強している3%の人の勉強時間はとても長く、

1日に平均125分勉強しているということです。

 

つまり、

大多数の全く勉強しない人、

ごくごく少数の1日2時間近く勉強する人、

の両極端に分かれているのが日本の働き手の現状のようです。

 

無理なく大人が勉強時間を確保できる方法

勉強をするだけで超差別化できる!ということがわかりました。

とはいえ、

「1日2時間なんて時間とれるわけない!」

という方が多いと思います。

私自身も、いざ机に向かう時間を2時間も取れるかと言うと・・自信ありません。

 

とはいえ、方法はあります。

あくまでフリーランスである私のやり方ですが、参考にしていただければと思います。

 

勉強になる仕事をする

仕事は仕事、勉強は勉強。

と分けてしまうと、一気に時間が限られてしまいます。

フリーランスのメリットを活かして、

積極的に「勉強になる仕事」をとっていくことを

お勧めします。

 

例えば、私は

何らかの依頼があったときには、

それが自分にとって勉強になるかどうか

を大事にしています。

 

「勉強してお金をもらうなんて・・」

と思われる方も多いかもしれませんが、

いつ使うかわからない資格勉強よりも

お金をもらって勉強する内容の方が

ずっと自分を成長させてくれます。

 

勉強になる発信をする

このブログもそうですが、

勉強になる発信をすることを心がけています。

 

勉強になる発信というとわかりづらいですが、

例えば

「人に役立つことを発信する」

というだけでもかなり勉強になるんですね。

例えば、今日の内容も多少の下調べが必要でした。

 

このように

アウトプット(発信)ありきのインプット(勉強)をすることが

非常に効果的だな、と感じています。

 

また、ブログやHPを自分で運営するのもお勧めです。

かなりのITリテラシーがつきます。

 

習慣に取り込む

忙しい社会人の勉強は、毎日の習慣に取り込んでしまうことを

お勧めします。

「さあ、やるぞ!」と気合をいれなくても、

勝手に自分をベルトコンベアーに乗せるイメージです。

 

例えば、私は朝起きてから

やることを決めています。

メルマガ執筆はそのひとつ。営業にもなるし、勉強にもなります。

更に、毎週1度撮影するYoutubeで話す勉強をし、

家事や歩いているときには必ず

AmazonのKindle読み上げや英語を聞く、

入浴している間、寝る前は読書の時間と決めることによって

無理なく勉強を習慣化できています。

 

このように、普段の習慣に勉強を取り込んでしまうことが

結果的に一番ラクです。

 

まとめ

日本人は勉強しない、というのは半分当たってたようです。

ただし、している人はかなりしている。

その事実は認識した上で、

「どうやったら無理なく普段の仕事・生活に勉強を

取り入れられるか」

を考えるとうまくいくと考えています。

 

編集後記

1月末発売の自分の本が届きました。

本屋さんに並ぶのを想像して、ドキドキしています。

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