水野学さんなどクリエイターの方の書籍を多数手がけてきた

編集者・松永光弘さんの『「アタマのやわらかさ」の原理。クリエイティブな人たちは実は編集している』

という本を読みました。

クリエイターの方の本は刺激を受けるので読むのですが、

多数のクリエイターの方を第3者の目線から書いた本はあまりなかったので新鮮でした。

クリエイターの方が普段どのように発想をしているのか

客観的な視点で書いているので、クリエイターさん本人が書いた本よりも、むしろ素人目にはわかりやすかったです。

少し抽象的な表現が多いですが、アイデアの出し方など、普段から使えそうです。

特に学びになった部分を書いてみます。

 

個性は、意識しなくても出てきてしまうもの

全体的に学びにつながったのですが、

その中でもなるほど!とおもったのが

「個性は、意識しなくても出てきてしまうもの」

という説明です。

これから独立しようとしている人、既に独立しているけれど方針に悩んでいる人

がぶち当たるのがどうやって自分の個性を出していくかといったことだと思います。

でもこの本には個性は意識しなくてもにじみ出てきてしまうものだから無理に押し出す必要はない

と書いてあります。

確かにこれは思い当たります。

私の身の回りの人の顔を思い浮かべてみて、

誰一人として

「普通の人」

なんていないんですよね。

税理士という仕事柄、真面目な方が多いですが、本当に超真面目なところがその人の個性だったり。

そしてそういった「どうしてもその人から出てきてしまう個性」は周りの人のほうが気づいていたりもします。

だから、といってはなんですけれど、

「自然体」でいれば普通に個性ってでるものだから

あまり力まなくても良いのかな、と思いました。

 

個性(強み)とお客様ニーズがマッチしたところに仕事が生まれる

だからといって自然体でいれば仕事がもらえるかというとそうではないですよね。

プロダクト(サービス)ありきで考えると

「良いプロダクト(サービス)があるから利用すべし!」

みたいな押し売りになりがちですが、

お客様の「こうしたい」というニーズを吸い上げて、それをうまく自分の個性(強み)と結びつけることができたら

そこに仕事が生まれると思っています。

自分の個性(強み)とお客様のニーズが重なる部分を常に意識することが大切ですね。

この本にはクリエイティブ性といっても特別なことではなくて

今まで見過ごしていた、見つけられなかった複数の要素を組み合わせて新たな価値を作る

といったことだと書いてあります。

このような「編集」力が、きっとAI時代にはますます必要になるんだと思います。

 

編集後記

週末は執筆&レンタルスペースのお掃除に。

少しドアをハロウィンぽくしました。下手絵とともに。

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