法律など、「ルール」に関わる仕事をしていると

たまに聞くのが

「ルール守ってればいいですよね」

的な考えです。

もちろん私は税理士という法律家なので、

ルールはお伝えしますが、

「ルール守ってれば良い」

という考え方は苦手なんですよね。

その理由を書きます。

※ルールは大事だけど

 

ルールは常に正しいと限らないから

当然のことですが、

ルールはその時代その時代で

変化していくものです。

 

変化が早いこの時代

ルール自体が古くなって

使い物にならないことがあります(税金でもよくあります)。

 

だから、目まぐるしく変わっていく時代の間で

意図せずルールを破ってしまうこともあるでしょう。

 

自分の信念だとか、

倫理を優先させた場合ですね。

 

だからこそ

ルールを守る・守らないだけで

善悪を判断することは慎重になったほうが良いと考えています。

 

ルールを守ること自体がルールになるから

はい、学校や会社によくあるやつですね。

目的があるからルールがあったはずなのに、

逆転してしまってルールがあるからルールを守るという。

 

先日、電子帳簿保存法関係のセミナーで

「電子データを一切使わなければ(紙だけでやれば)

OKですね」

みたいな質問があったのですが、

これも「ルールありき」だなと。

そもそも電子帳簿保存法は「納税者の利便性を高める」

ことも目的のひとつです。

それなのに、逆行してどうするんだと。自分(自社)さえよければいいのかと。

 

日本のデジタル化が遅れるのもわかります。

 

こういった本質を見誤っている

人・組織に流されないことが大事です。

 

AIに代替されるから

「ルールありき」の人間は、

今後AIに代替されると考えています。

 

「こういうルールになってるんですよ!」

と教えてくれるのはAIのほうが早いし、正確です。

わざわざ人が言うまでもありません。

 

これから必要になってくるのは、

ルールなきところでどう行動するか。

つまりは、未知な世界をどうやって

自分の力で切り開いていくかという力

だと思っています。

これはAIには代替できません。

 

ルールのない道を進むことが

人間にできることと考えています。

 

編集後記

週末は、息子と今度写真撮影(20歳のお祝い)をするので

服を選びに。若いし足長いからなんでも似合う(←親バカ)

 

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