家賃はもったいないのか
9/122024
カテゴリー:ライフハック
よく、家の購入VS賃貸どちらがいいか、と議論になりますが私は今のところ賃貸派です。
この議論はお金の損得で判断するものではないと思っているので、あまり興味はありません。買いたかったら買えばいいだけだと思っています。
ただ、「賃貸は家賃がもったいない」と言われることが多いので、
自分はそうは思わないなあと思ったところを深堀りたいと思います。
家賃をもったいないと思ったことはない
というのも、私は毎月支払う家賃をもったいないと思ったことはないからなんですね。
もったいない、と言われる方の主張はおそらく
「どんなに払っても自分のものにならない」
という点にあるんだと思います。
ただ、私は少なくとも家が「自分のものになる」ことにあまり価値を置いていないんですよね。
というのも固定資産税を払い続ける必要があるし、マンションであれば住民の全員の同意がなければ修繕もままならないし、当然ですが年月が経てば古くなるし、そんなに自分のものになることの意味ってあるのかなと思ってしまうからです。
単純に、場所代として支払っているのであまりもったいないと思うことがありせんでした。
家賃を払うことの意味は住むためだけじゃない
家賃を支払い続けることの意味って、ただ住むためだけじゃないというのもあります。
あらゆる「自由」を買っていると考えています。
例えば、経済状況の変化に柔軟に対応できる点です。
よくある話で、「現在の」年収ギリギリのローンを組んで、後にリストラや転職などで支払が苦しくなるパターンがあります。賃貸であれば、年収が下がれば家賃が低いところへ引っ越せばいいだけなのでとても身軽です。「いま転職したら住宅ローンが…」という心配もないため、仕事の選択肢も広がります。
その他にも、違う場所に住みたくなった、家族の状況が変わった、子どもが学校に馴染めない、家が古くなってきたので新しいところに住みたい、といったときに身軽に動ける自由を買っているとも考えられます。
私もつい最近、子どもが自立したので少し狭い物件に引っ越しました。こうした身軽さが賃貸の魅力です。
家賃がこういった「あらゆる自由のコスト」と考えると、賃貸は全然悪くない選択肢だと思っています。
老後に家購入はありかも
色々考えると、「もったいない」と思わなくても良い(不謹慎ですが)先の短い老後であれば、家購入はありかな、と考えています。
もちろん、一括キャッシュで買えるような家です。高齢者が住宅ローンを組むのは難しいと思うので。
その頃であればそこまでスペックにはこだわらないでしょうし、段差の少ない安全に過ごせる小さな家があれば十分かなと。
住宅購入というと「結婚や出産をきっかけに」という方も多いと思いますが、そのときの家族構成や年齢で家を選んでしまうと(階段あり、部屋たくさんあり等)、長年たってオーバースペックになってしまう可能性も高いかなと思うんですね。子どもも必ず出ていきますし。よほど良い場所でなければ、そう簡単に貸す、売る、ということもできないでしょう。
ですので、私はむしろ若い人ほど賃貸でそのときの状況に合わせて転々と住んだほうがいいんじゃないかと思う次第です。そして、貯蓄をコツコツして、老後の先が見えてきたときに小さな家を現金一括で買う、という戦略。
(もちろんひとつの場所に定住して子どもがいつでも帰れる場所を作るのも素敵ですが)
一般社会とは真逆の意見なので、
不動産会社や銀行からは嫌われそうですが、
思ったところを書いてみました。
編集後記
水で溶かしてぼかせる水彩色鉛筆を買ってみました。
使ってみたところ、普通のスケッチブックだとふにゃーっとなってしまうことが判明(^_^;)
専用の紙も購入してみました。またお絵描きの楽しみが増えました^^
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