以前から、宇多田ヒカルさんの作る曲が好きです。

 

宇多田さんが15歳のときに、わたしは20歳。

当時は「なんかすごい女の子でてきた〜」

という感じでしたが

今見るとそのすごさを過小評価してたなと思います。アーティストってこういう人を言うんだなって。

 

とはいいつつ

全盛期の曲

(例えば「Automatic」とか「First love」「Traveling」とか)

などの大衆ウケするポップな曲はそこまで好きじゃなくて、

最近の曲含めたちょっと影があったり、パワーをもらったり、

といった独特な曲が好きだったりします。

 

というわけで、今日は

個人的に気に入っている宇多田ヒカルさんの

曲・勝手に5選を紹介します。

 

 

(ちなみに私はテレビも見ないので何かのドラマの主題歌になっているとか、

宇多田さんの半生とかはあまり詳しくありません。あくまで「曲」「歌詞」だけ

で選んでます)

 

日曜の朝

2006年に発売された「ULTRA BLUE」というアルバムに収録されています。

明るくもなく暗くもなく終始淡々と歌われる曲です。

 

彼氏だとか彼女だとか

呼び合わない方が僕は好きだ

なぞなぞ解けないまま

ずっとずっと魅力的だった

(略)

幸せとか不幸だとか

基本的に間違ったコンセプト

お祝いだ、お葬式だ

ゆっくり過ごす日曜の朝だ

(略)

締切とか打ち合わせとか

やることがある方が僕は好きだ

愛情に疲れたならひっそり眠るのもいいもんだ

 

全体として、「カテゴライズするのやめようよ、

好きな人といて、何も起こらない毎日で十分幸せじゃん」

という感じの歌詞が好きです。

 

「締切とか打ち合わせとかやることがある方が僕は好きだ」

も良いですね。ちょっとした縛りがあるほうが、人は自由を楽しめると思う。

(というかこんな歌詞を20そこそこで書けるのが神・・・・)

 

Fight The Blues

2008年に出された曲のようです。

この曲はリズムと歌詞に、瑞々しいパワーを感じるので好きです。

 

We fight the blues

憂鬱に負けそうになった日もある

流した涙はぼくの自由

We fight the blues

くよくよしてちゃ敵が喜ぶ

男も女もタフじゃなきゃね

 

そうそう、くよくよしてたら

自分に負けちゃう。最大の敵は自分だったりしますよね。

男も女もタフでいないと生きていけない。元気がでます。

 

真夏の通り雨

2016年に出された曲。

この曲は、Youtube動画を見て、

なんて雰囲気がある曲なんだろうと思ったんですね。

これまでの宇多田さんの歌と全く違うのも新鮮でした。

 

夢の途中で目を覚まし

瞼閉じても戻れない

さっきまであなたがいた未来

たずねて明日へ

 

動画はどこかの漁港近くの街っぽくて、

「日本の夏」を見事に表現して

(花火、風鈴、湿気・・・)

いて、曲とすごく合っていて映画のようです。


R&Bの印象があった宇多田さんが、こういった

和風?な物悲しい曲を作ることがすごく新鮮でした。

一番好きかも。

 

初恋

2018年に出された曲です。

最近Netflix見て知ったのですが、

満島ひかりさんと佐藤健さん主演の映画「First Love 初恋」

の主題歌のようです。

 

これもYoutubeで動画を見て好きになりました。

 

うるさいほどに高鳴る胸が

柄にもなくすくみ足が今

静かに頬を伝う涙が

私に知らせる

これが初恋と

 

「わたし恋してます!」という曲じゃないのが良いですね。

「うるさいほどに高鳴る胸が」とか、アイドルには歌えないと思います・・。

 

動画はカメラワークが本当に素晴らしいです。色味が抑えられていて、クラシックさが増しています。

「初恋」という曲名からはちょっと想像できない

海をずっと眺めている白髪混じりの女性、

モールス信号?と男の子、

探検家っぽい女の子・・

などなど想像力が掻き立てられます。

 

One Last Kiss

2021年発売の曲。シン・エヴァンゲリオン劇場版の主題歌です(見たことはない)。

これはもう出だしで

「なんておしゃれな歌詞なんだ」

と好きになりました。

 

初めてのルーブルは

なんてことはなかったわ

私だけのモナリザ

もうとっくに出会ってたから

初めてあなたを見た

あの日動き出した歯車

止められない喪失の予感

 

「ルーブル」「モナリザ」「喪失の予感」

これだけで芸術を感じてしまいます。

エヴァンゲリオンは見たことないけれど、

きっとその世界観とマッチングしてるんだろうなあと思います。

 

PINK BLOOD

2021年に発売。2022年のアルバム「BAD MODE」にも収録。

これも歌詞が好きですねー。

全体的に、

「女の子、もっと自信を持って!」

というメッセージが伝わってきます。

 

誰にも見せなくても

キレイなものはキレイ

もう知ってるから

誰にも聞かなくても

キレイなものはキレイ

もう言ってるから

(略)

自分の価値もわからないような

コドモのままじゃいられないわ

心の穴を埋める何か

失うことを恐れないわ

自分のことを癒せるのは

自分だけだと気づいたから

(略)

サイコロ降って一回安め

周りは気にしないでOK

王座になんて座ってらんねえ

自分で選んだ椅子じゃなきゃダメ

 

宇多田ヒカルさんの曲って、

どこかで「男前」になる瞬間があって

(上の曲の場合「王座になんて座ってらんねえ」とか)

それが結構好きです。

わたし自身も、

どちらかというと男前なところがあって

(ただ口が悪いだけかもしれない)

共感できます。

 

まとめ

今日は、勝手に宇多田ヒカルの好きな曲5選を書いてみました。

ずっと同じ曲を聴く人も多いと思いますが、

わたしは10代、20代のときに聞いていた曲と

今の40代で聞く曲って全然違ったりします。

音楽は毎日の癒し。気になる方は是非聞いてみてください。

 

編集後記

急に寒くなって慌てて

電気ストーブやら

床暖房やら準備しました。

 

最近のあたらしいこと

電動毛玉クリーナー

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