匿アカを作らない理由
11/132024
カテゴリー:ネット営業
SNS等で匿名アカウント(匿アカ)を作ったことがありませんし、今後も作らない予定です。
あるのは、「戸村涼子」という1つのアカウントだけです。
なぜこのスタイルにしているのか、書きます。
(匿アカを作ること自体を否定しているわけではありません。
成熟できないから
一番大きいのは、
「人として、成熟できない」
と思っているからです。
というのも、匿名アカウントを運用するのは、
「実名だと、言えないことがある」
からなんですよね。だから、特定できない匿名で発信するのだと思います。
でも、もうひとりの自分を作って
言いたいことを言い続けていた場合、
「人に誤解がないような伝え方をする」
といった、工夫をしなくなると思うんです。だって、非難されるのは自分じゃなくて匿名アカウントだから。
これが実名だったら、かなり慎重になるはずです。
私もそうです。
(そもそも、SNSではセンシティブな発信はしないようにしてます)
事実関係をきちんと確認してから発信しますし、
仮になにか起きたら自分の責任ということは強く認識しています。
こういう感覚が、匿名アカウントで自分を隠していると
身につかないのでは、と思っています。
ブレたって良い、言えないことは言わなくていい
匿名アカをやる理由として、
「自分の言ってることがあとからブレてあとから指摘されたらどうしよう」
という不安もあると思います。
いいじゃないでしょうか、ブレたって。
人は毎日変わっていきます。細胞レベルで。
私だって、昔のブログを見ると赤面するくらいです。
いちいち指摘されたくないなーと。(←開き直り)
また、
「これ、言いたいことなんだけど実名だと言えない…」
も、匿アカを作る理由にあると思いますが、
言えないことだったら言わないでいいと思います。
「でも言いたいこと言わないと気がすまない!」
のであれば、
少し寝かせて、熟して、自分の言葉でまとめてから
実名で発信すればいいと思います。
そうすれば、たとえ違った意見がきても冷静でいられるはずです。
最近読んだ三宅香帆さんの「好きを言語化する技術」という本で、
「事前に自分自身の言葉がちゃんとあったほうが、他人との会話を楽しむことができる」とあり、本当にそうだなと思ったんですよね。
言いたいことがあるなら、まずは自分自身の言葉を丁寧に作る。これが成熟の一歩だと思っています。
言葉が出てこない「葛藤」が人として大事だから
今の時代、SNSなどで極端な意見を言いきったほうが
フォロワーも伸びるし、集客もできます。
だから、匿アカの需要があるのでしょう。
でも、それで集まった人たちとの「つながり」はどの程度なのでしょうか。
フォロワーとして集まってきた人たちは、
極端な言葉の刺激を求めているだけかもしれません。発信している人ではなく。
本当に自分の言葉に責任を持って発信している人であれば、
そうそう言い切ることってできないはずです。
口頭で話しているときも、
私は、自信満々に言い切る人よりも
ちょっと言い澱んだり、言葉に詰まる人のほうがかえって信頼できます。
そういった「葛藤」が人間としてすごく大事なことだと知っている人と
交流したいと思っています。
まとめ
SNS等で匿アカをやらない理由を書きました。
会社員の方など、実名でしたくてもできない人がいるのはわかっているんですけどね。
あとは、用途別(仕事と、趣味とか)に分けるのはありかなとは思ってるけど、匿アカでなくてもいいかなあなんて。
上には書きませんでしたが、私の場合、このブログで言いたいことを(ひっそりと)書いているので、匿アカが必要ないのかもしれません…!
編集後記
昨日は、大阪の京橋というところで3時間の講演をさせていただきました。内容は、税理士のIT、AI活用術。このテーマで何度も講演をさせていただいておりますが、いつも「内容が刺激的」と言われます。あ、あれ刺激的でしょうか…
夜は、コミュニティメンバーとお食事。旅先でお会いできる人がいると嬉しいですね。誰かに会うための旅も、いいな。
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