お金の使い方は人それぞれ、自由です。

ただ人のお金の使い方を観察すると、その人の生き方が如実に現れると思っています。

私が最近お金の使い方で意識していることの1つが、

「毎日食べるもの・触るものにこそお金をかける」

ということです。

表面をなぞるだけのお金の使い方ではなく、本質、本物に対してお金をかけようと思っています。

そんなきっかけとなったのが下記の本です。

 

便利さと引き換えに失ってきた生命の「循環」について書かれています。

20年以上も前に出版された本ですが、今の時代への警告が十分響きます。

毎日食べるもの・触るものにお金を使うようになった

最近、私が意識してお金をかけているものは以下のとおりです。

お米

白米ではなく、玄米(若しくは白米と玄米を混合して)を買って食べています。

玄米は種子なので、大地にまくと根をおろして芽吹き、成長していく、つまり「命」があります。

一方玄米の皮をなくしてしまった白米は大地にまいても成長しない、つまり命がわざわざ削ぎ落とされてしまったものです。

実際白米は精米の過程で繊維、カルシウム、リン、鉄、ビタミン等の有効成分が玄米に比べて半分から十分の一くらいまでに減少してしまうそうです。

玄米を食べ慣れていないとその独特の硬い食感、匂いにとまどいますが、段々慣れてきます。

白米よりも炊くための工程は多いですが(水に浸ける時間など)、毎日の食卓に欠かせないものとなりました。

 

「食卓塩」「味付き○○」など、手軽に使えて安いものばかり使っていましたが、現在は海水から作られた塩だけ利用しています。

海水から伝統製法で作られた塩はマグネシウム、カルシウム、カリウム等体に必要な栄養素が含まれています。

一方、先に紹介した本によれば、現在スーパーなどに出回っている「塩」と呼ばれるものの殆どが化学塩(塩化ナトリウムが大半を占めるもの。高血圧の主な原因)であるとのことです。

実際に、私が使っていた塩も塩化ナトリウムがほとんどだったようです・・。

このことを知り、塩についても海水から作られた「本物」を選ぶようにしています。

価格は化学塩の4、5倍はしますがそもそも塩はそこまで毎日大量に使うものでもないので、ここはお金をかけるべきだと思っています。

タオル・寝具・肌着

タオルや寝具、肌着などはなるべく人間の肌に優しいコットン、麻などの「天然素材」を選んでいます。

タオルは綿100%のもの。

寝具は季節に合わせてカバーを手作りしています。(夏は麻・冬は二重ガーゼで)

普段触るものではないですが麻が大好きでカーテンも作っています。

また、直接肌にふれる肌着は無印良品のオーガニックコットンシリーズを愛用しています。

毎日直接肌に触れるものだからこそ、化学繊維がなるべく含まれていない上質なものを使いたいと思っています。

「本物」「本質」に本当に無頓着だった

偉そうに書いておりますが、本物・本質に本当に無頓着な人間でした。

学生のときはカップラーメン大好き。

朝、昼、晩コンビニ食だったことも。

子供をもってからも「本物」ということを意識せず、ただスーパーに並んでいる食品を価格を基準に選んでいただけで。

身につけるものも化学繊維たっぷりの流行のあるものばかり。

しかしさすがにこんな生活はまずいと思ったのが30代になってから。

前述した本に、

「塩、米、野菜などを私達は何気なく食べているが、がそれは『命』をもらっている行為なのである」

という文章を見たときにストンと自分の中で落ちました。

便利さと引き換えに化学調味料だらけになったコンビニの食品を食べ、化学繊維だらけのものに触れていても命はもらえない。体、心ともに病的になるに決まっていますよね。

激安スーパーや格安ファッションも同じで。遠い外国から輸入されてきた食品・衣類を、何も想像することなく「安いから」と言って食べ、身につけていました。

生産地が遠く離れれば離れるほど命としてのエネルギーはなくなっていくのは想像に難くないですね。

まずはシステムの中に組み込まれてしまっている自分を認識した上で、いかに想像力を働かせ本物を選べるか。

そんなことを考えながら毎日食べるもの・触れるものを意識して選んでいます。

まとめ

普段食べるもの・触るものにお金をかけることで「本物」「本質」が見えてきます。

「本物」「本質」にお金をかけることで無駄な出費も減ります。

毎日食べる・触れるものにこそ本物を選び、お金をかける生活、お勧めです。

編集後記

昨日は、横浜のコワーキングスペースにて打ち合わせ・セミナー資料準備。

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横浜のコワーキングスペース・貸会議室 Bangarrow(バンガロー)

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