昨日、メルマガ700回記念ということでYouTubeLiveをしました。

その中で、私が話したのが「今のテーマはノイズなんです」ということ。

ちょっとふわっとした説明しかできないけど、

今日は、この「ノイズ」について書きます。

※「ノイズ」というキーワードが気になった本

きっかけは、一冊の本

「ノイズ」という言葉が私の中でテーマになったきっかけは、一冊の本です。

今ベストセラーで話題になっている、三宅香帆さんが書かれた『なぜ働いていると、本が読めなくなるのか』という本です。

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この本を読んだときに、

「めちゃくちゃ好き」

って思ったんですよね。(←語彙力w)

その理由のひとつが、三宅さんが語っていた「ノイズ」というキーワード。

この本の中でノイズとは、

「自分から遠く離れた文脈に触れること」

と紹介されています。

そうそう!これって必要だよね!と思わず首をたてに振りました。

関係ない文脈が人生を変える

読書と言うと、

「仕事に役立つ本を読んで年収アップ」

と考える人が多く、

歴史とか哲学とか小説とか「全然関係ない本を読むなんて意味ない」という意見の方もいます。

私は間逆なんですよね。

そういう文脈(仕事に直接役立つ本や人)ももちろん必要だけど、

実は今までの人生を変えたきっかけとなっているのは全然関係ない文脈だったりするんです。

例えば、私は最近コミュニティを始めたのですが、

そのきっかけは全然普段接していない人とのセッションでした。

そのときは「ノイズ」というキーワードは出てこなかったけど、

今のやり方(『個』を主体とした効率的な生き方)で進むことに対してなんとなく物足りなさを感じている、そんな話をした気がします。

「みんなでわちゃちゃする循環型のコミュニティを作りたいのかも」

とぼそっとつぶやいただけだったのですが、それが1ヶ月後に本当にスタートしました。
その方が、私のやりたいことを引き出してくれたのかもしれません。

これが、「これからはコミュニティが儲かるぞ!」と学校みたいなところに行っていたらやってなかったかも。

このように行動のきっかけは、「関係ない文脈」であることが多いです。

ノイズのない人生を本当に望んでいるのか

一時期、「FIRE」(早期退職)という言葉が流行りましたが、私は一瞬で「面白くない人生だよな」って思っちゃいました。

人は、周りの環境、他人との摩擦・軋轢(ノイズ)の中でしか幸せになれない気がする。

自分だけお金持ちになって逃げ切ろう、そういう人生は「自分は自分の力だけで生きている」という殻に閉じこもった生き方だと思います。

世の中便利になって、自分で考えなくてもAIが考えてくれる。

SNSで気に入らない人間はブロックして、反対意見の人は見えないようにする。

自分とは関係ない「社会」には目を向けない。

これはこれでアリだけど、なんだか脆弱性を感じます。ノイズのないクリーンな状況って、なにかひとたび起こるとレジリエンス力(しなやかさ)がないからすぐに崩壊する。

私が敢えてお金目当てでない、めんどくさいことを始めたのは「ノイズのない人生を本当に望んでるの?」という問いからでした。

ただ、ノイズだらけになっちゃうとそれはそれで心身持たないのでバランスが大事です。

今は、内省時間とノイズ時間とのバランスが上手くとれている気がします。

皆さんは、日々ノイズと接していますか?

編集後記

昨日は、メルマガ700回記念ということでYouTubeLiveをしました。トラブルがありましたが、無事終わってよかった。

最近のあたらしいこと

YouTubeLiveで独り語り

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