他社依頼の執筆をするか・しないかの基準
5/232019
カテゴリー:書く仕事
独立してから、執筆の依頼を受けることが徐々に増えてきました。
当初はとりあえずなんでもやる!といったスタンスだったので、
依頼を受けた場合には基本的に全部引き受けていたのですが、
現在は、引き受ける・引受けないをきちんと基準を設けて線引きするようになりました。
その基準を書いてみたいと思います。
執筆の仕事に興味がある人にお役に立てれば幸いです。
※執筆の依頼は、すべてWebで「発信」していたことがきっかけでした※
自分が役立てるか
依頼をしていただいたメッセージが、テンプレ化しているものはなるべく受けないようにしています。
例えば、名前を戸村様⇒鈴木様に変えたとしても意味合いが変わらないメッセージです。
恐らく、HPを作っている税理士に大量に送っているのでしょう。
最近も、とあるWebサイトの記事監修や、税金記事の執筆の
依頼がありましたがいずれもテンプレ文章でした。
「専門家であれば誰でも良い」ということが伝わってきました。
私は、自分を選んでもらうために毎日拙い言葉ですが発信しているつもりです。
誰でも(専門家であれば)構わないといった依頼を受けてしまうと軸がブレるし、お役に立てない可能性が高いので避けています。
逆に、少しでも自分のHP・ブログを読んでいただいて「だからお願いしました」ということが
わかるようであればお役にたてる可能性が高いので、引き受けるようにしています。
広告宣伝的のものは受けない
こちらがお金を支払って、他社のWebサイトに登場させていただくといった
広告宣伝的なものは受けていません。
広告宣伝は、自分のサイトで、お金はそんなにかけずに、時間をかけて行っていこうと決めたからです。
先日も、ブランディングに役立ちます!ということで月刊雑誌の有料執筆依頼がありましたが
断りました。
もし自分でWebで発信し、選んでいただこうと考えている人であれば
このような広告宣伝的なものは受けないほうが良いです。
逆にこちらが多少報酬をもらえたとしても、方向性を考えて慎重に決めたほうが良いでしょう。
Web媒体よりも、紙媒体を優先して受ける
当初はなんでも引き受けていましたが、現在は
Web媒体よりも、紙媒体を優先して引き受けています。
紙媒体は、以下の面でWeb媒体よりも優れている点がいくつかあります。
- 出版社は大きなところが多く、複数の人が目を通してくれる
- 普段Webよりも紙媒体を好む人にも「執筆している人」として知ってもらえる
- 自分にはできないことをしてもらえる(印刷して、全国の本屋さんに置いてくれる)
- 緊張感を持てる(一度印刷されたら基本直せない)
2つ目に関して、実際に私が書籍を出版したときには地方で読んでくれた方が出版社に
直筆の手紙(!)を送ってくれたこともありました。
恐らく、普段はインターネットはやらない方だと思います。
ネットで検索は普通、と私も思い込んでいましたがまだまだ紙媒体中心の人もいます。
3つ目も非常に大きいポイントです。
Webであれば、自分でサイトをを持つことはそこまで難しいことではなくなりましたが、
印刷して、全国の本屋さんに置くといったことは個人では難しいです。
紙媒体の執筆には時間も相当かかりますし、報酬がすごい高いというわけではないので
すぐにお金がほしい!という人には向いていませんが、
長期的なブランディング、自分への投資としては最適な仕事だと思っています。
まとめ
他社依頼の執筆をするか・しないかの選択基準を書いてみました。
執筆の仕事をいただくことは仕事の幅も広がりますし、自分への投資にも
なるのでお勧めです。
執筆の仕事に興味がある人の参考になっていれば幸いです。
編集後記
日本に海外の支店か支社を設立することを検討しているお客様のために
資料を作成。
税金だけでなく、法務、人事労務等様々な検討事項があります。
最近の新しいこと
プロジェクター投影ホワイトボードの購入
今日の一枚
雨上がり、自宅前に置いてあるお花を。
5月は植物が一番綺麗な季節ですね。散歩が楽しい!