[読書日記]貸金業の闇の世界を描いた「闇金ウシジマくん」を読んでみた
9/162016
カテゴリー:本
貸金業の闇の世界を描いた漫画
闇金に関わる取り立てやと債務者との間に繰り広げられる闇の世界を描いた、「闇金ウシジマくん」を読んでみました。
(リンク先はコミックです。私は電子コミックで読みました)
普段知ることのできない世界を知り、少しショックを受けました・・。
正直暴力的な描写も多々あるので、すべての人にお勧めできる内容ではありません。
ただ「お金ってなんだろうな」と再度考えさせられました。
お金に翻弄される人の特徴
この漫画には様々な事情を抱えて多重債務を抱え、闇金に手を出してしまう人が描かれています。
パチンコ依存症の主婦、同僚との見栄の張り合いがやめられないOL、自分を「何者」かと信じたくて現実を見ようとしない青年・・。
これらの人に共通しているのが「自分の欲望を抑えることができない」点です。
例えばパチンコ依存症の主婦だったら、パチンコをしたいからお金をつぎこむ→生活費がなくなるのでお金を借りに行く→利子が増え借入金が雪だるま式に増えていく→それでもパチンコをやめられない→段々感覚が麻痺してくる・・といった悪循環に陥っていきます。
「お金がない」状態になると、段々正常な考え方ができなくなってしまうところも多重債務を加速させてしまう要因ではないでしょうか。
このような状態の人を「カモ」にしているのがギャンブルや消費者金融、闇金融です。
人間の「欲」という一番弱いところを狙った商売とも言えますね。
「お金そのものには価値がない」ということを忘れ、自分の欲によって結果的にお金に振り回せれてしまう。
悪循環に陥る前に気付きたいですね・・。
お金に翻弄されないために
この漫画を読んでて、もう一つ気づいた多重債務者の特徴が、
「お金に対するポリシーがないこと」
です。ポリシーとは、言うなれば、自分のお金に対する「哲学」でしょうか。
そのような哲学がないから、お金は「あればあるほどいい」と考えている。
例えば
「お金があればもっと幸せになれる」
「お金があればなんでもできる」
「お金があれば・・・」
と言っている人たちでしょうか。
お金に対するしっかりしたポリシーがないからお金がないこと自体がストレスになってしまう。
そういったお金の呪縛から解き放たれる条件は、お金に対する自分の哲学をきちんと持つことだと思います。
例えば、「自分がお金を使う基準は、まず第一に自分と家族が幸せになるため」など、単純なことでも構わないと思うのです。
家や車を買いたくなったら、子供に良い教育を受けさせたくなったら、それが「自分の見栄」なのか、「自分と家族が幸せになるため」なのかをきちんと考える。
金融リテラシーを身につけることも大事ですが、それよりもずっと大事なことだと思います。
まとめ
ずっと気になっていた「闇金ウシジマくん」を読んでみました。
10日で5割の利子が発生する10日5割(トゴ)や、借りたその日から3割の利子が発生する1日3割(ヒサン)など業界用語も覚えてしまいました・・。
かなり衝撃的な内容ですが、人間模様が上手く描かれています。
お金ってなんだろう、という基本的なことも再度考えさせられました。
まだ途中なのでハラハラしながら(笑)読み進めてみます!
編集後記
今日は、HPより問い合わせをしていただいたお客様と面談。
HPやブログを事前に見ていただいたおかげで話がスムーズに進みました。
自分を事前に知ってもらうことの大事さに再度気づかされました。
これからも発信していきたいと思います。