東日本大震災の震災施設を訪ねる予定です

今月福島県の震災施設に旅行に行く予定なので、

12年も経ってしまっていますが

原子力発電事故の経緯を本で勉強しました。

福島第一原発事故の「真実」

 

この本を読んで、何事も「体験」が大事だな、

と思ったことを書きます。

 

40年も実稼働しなかった「イソコン」

冒頭で紹介した本は、

福島の原発事故がなぜ起きてしまったのかを

詳細に検証しています。

 

1番の問題だったのが、

福島原発1号機にのみ備え付けられていた

非常用復水器(IC:アイソレーションコンデンサー。通称「イソコン」)

が稼働していなかったことに誰も気づけなかったという点でした。

 

津波で原発が水浸しになったときに、

このイソコンが正常に作動して原子炉の圧力を下げられて

いれば排気管から蒸気がでる。

そのことは皆が「知識」として知っていたものの、

なんとそのイソコンは40年間稼働しておらず、

誰も稼働時の状況を見たことがなかったようです。

 

そのため、「蒸気が出ている」ことを根拠に、

「イソコンは動いている」と判断し(実際には稼働しておらず、

水位が下がり、燃料棒の先端まで剥き出しになり、メルトダウンが始まっていた)

放射能漏れ、他の号機への影響による水素爆発、

という重大事故を起こしてしまったとのことです。

(実際のイソコン稼働時は、「蒸気が出ている」レベルではなく、

あたりいっぱいに蒸気が充満するくらいの状態だった)

 

「体験」の大切さ

この本を読んで、「体験」の大切さをあらためて認識しました。

どんなに本から学んだことでも、

どんなに人から教えられたことでも、

自分が体験しないと腹落ちできないのは何事も同じです。

 

普段している仕事も同じで、

体験していないことは学んだことでも

手探り状態です。

でもそういった汗を流す「体験」を繰り返さないと、

いざというときに対応できないと思っています。

 

「体験」にお金と時間を使いましょう。

すべての日本人が原子力発電の仕組みを理解する必要はありませんが、

毎日何かしらの小さな体験はできるはず。

意識しないと、昨日と同じ今日、今日と同じ明日になり

「あーそれね」とわかった気になります。

分かった気になるのが一番怖いです。

常に謙虚な姿勢で「わからない」を楽しみつつ、体験を楽しみましょう。

 

編集後記

昨日は、ふらっと鎌倉へ散歩に。

会社では、忙しい時期が終わると「打ち上げ」なるものがありましたが

私は打ち上げやるくらいだったらひとりで休みたいと思いました。

失った時間は戻らないですし。

今は打ち上げしなくても良い仕事量なので、満足しています^^。

 

最近のあたらしいこと

鎌倉かつ亭 あら珠 総本店

亀ケ谷坂切通

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