[お勧め本]孤独も逃げることも悪くない。思考停止状態から抜け出す術を身につけようー「孤独論 逃げよ、生きよ」田中慎弥著

[お勧め本]孤独も逃げることも悪くない。思考停止状態から抜け出す術を身につけようー「孤独論 逃げよ、生きよ」田中慎弥著
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芥川賞作家である田中慎弥さんの新書、「孤独論 逃げよ、生きよ」が2017年2月9日に発売されます。

15年間の引きこもりの経験のある著者が、これまでの人生経験から現代人の孤独の効用を語る内容が予定されています。

出版にあたり、デジタルコンテンツを集めたサイト「cakes」で一部内容が先行掲載されていました。

とても共感できる内容だったので紹介します。

思考停止状態=奴隷

著者は毎日時間に追われて考える時間ももてない、もたないようになっている人を奴隷と表現しています。

つまり取り巻く環境や状況の如何にかかわらず、思考停止に陥っていれば、物事を考えるのが億劫になっていれば、あなたは奴隷といえる。「奴隷」とは、有形無形の外圧によって思考停止に立たされた人を指します。

こういった状況は自分で自分の人生をコントロールできない、つまり外部からの支配によって生かされている(=奴隷)ということなのでしょう。

物理的な拘束ではなく、思考ができない状態にあればそれは奴隷なのだという点も納得です。

私も勤務時代はこのような状況にあったことがあります。

また、仕事だけでなく日常のあらゆるところで「こうなんじゃないかな?」と思っても外圧に押されて自分を殺してしまう、考えることをやめてしまった経験は誰でもあるのではないでしょうか。

逃げるは負けではない

この本のキャッチコピーですが、

「逃げる」は負けではない。自分を取り戻す究極の手立てだ。

となっています。

世間では、「逃げる」ことは恥だ、負けだ、と言われていることが多いです。

例えば、組織に耐えられずに3年もたたずに辞めた、どうしても合わない友達グループから抜け出した、不合理な慣習・しきたりに逆らった・・

こういったことは「忍耐力がない」「協調性がない」などと批判されます。

しかし、著者は逃げることが奴隷状態を脱する立派な術であると書いています。

意地やプライドは余計な荷物だということを自覚してください。そんなものはどうでもいい。無様な姿をさらすのと引き換えに逃げられるのですから、安いものです。無責任のそしりを受けるのなら、それも言わせておけばいい。

そんなことより、自分の命を守り、生き方を取り戻すほうがはるかに重要です。とにかく、よからぬ状況から逃げ出します。

とても納得できます。

逃げることを周りからとやかく言われたとしても、奴隷として死んだように生きていくよりは断然良いはずです。

私も、思えば色んなことから逃げてきました。

合わない組織、納得できない慣習・しきたり、互いに消耗するだけのつながり・・

世間的に見れば呆れられそうですが、今思えば自分にとって必要な行動だったと思います。

孤独であることの必要性

著者は現代人のつながりたい症候群についても指摘しています。

世の中の人たちはいま、あまりにも孤独を恐れすぎているように映ります。なにをそんなに怖がっているのか。

大きいものは国家から、小さいものは家族まで、人は好むと好まざるとにかかわらず、なんらかの共同体、組織、集団に属しています。それは人間であるかぎり免れないが、最低限のプライベートな場や時間を確保しつつ、組織とうまくつきあえている人が、どれほどいるのか。よしんば物理的に独りになれたとしても、そこでまたみずからインターネットを通してだれかとつながろうとするのは、本当にそうしたくてしているのかどうか。

「本当にそうしたくてしているのかどうか」

というところに共感しました。

電車に乗ると、ほとんどの人がスマホをいじっています。

たまにちらっと見ると半分以上の人がSNSをしています。

今その場に存在する人、モノを見ないでその場にいない誰かと皆つながろうとしている、そんな異様な光景が日常化しています。

このような常に誰かとつながりたいという欲求は、まさに思考停止している状態から生み出された得体のしれない不安ではないか、そんな気がします。

自分自身で能動的に考えることができれば、今ここで孤独であることに不安は感じません。

著者は積極的に1人の時間を持つことを勧めています。

自分の思考を取り戻すためにも、得体のしれない不安と戦うためにも、私も1人の時間を持つことは必要だと思っています。

まとめ

こういった本が気になるのは、自分があまり社会に適合できない人間だからなのかもしれません。

しかしそういった人間だからなのか、

「この人は何を守っているんだろう?」

とふと客観的に見て思うときがあります。

今や孤独も逃げることも私にとっては負けという認識はありません。

思う存分孤独を楽しみ、逃げまくってしまいましょう。

「お勧め本」のジャンルにしましたが、まだ出版は先です・・気になる方は是非!

編集後記

今日は、とあるイベントに出席するはずが体調不良にて欠席。

この時期、無理は禁物ですね。温かい味噌汁をたくさん飲んだら元気がでてきました。


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