便利なITサービス(しかも無料のものもあり)は、もはやあって当然で、それをどう個人が使いこなすかが重要になってきているな、と思っています。

結局使うのは人間なので、人間の方もスキルやアイデアを磨いていかなければ逆にITに踊らされるからです。

人のアイデア次第で広がる、と思ったのが先月AIセミナーで紹介していただいた「IFTTT」というサービスです。無料で始めることができます。

現在出回っている様々な便利なサービス(Evernote, Dropbox,などのクラウドサービス系からGoogle Home, Amazon AlexaなどのAIスピーカー、Facebook, Twitter,InstagramなどのSNS系その他多数)を組み合わせて自分だけの便利なサービスを作ることができるサービスです。

こういった新しいサービスは最初からすごいものを作る、というよりは気軽に体験してみて、

「こういうものなんだ」と知るだけでも価値があることだと思っています。

自分で簡単にサービスを作れる

IFTTTでサービスを作るのはとても簡単です。

「もしこうしたら(If this then) こうする(that)」といったことを指定するだけです。

今回、Google Homeに話しかけたら自分のiPhoneに電話してくれるサービスを作りました。

iPhoneには「iPhoneを探す」という機能がありますが、こちらは別のPCやタブレットを起動して探さなければいけないので、ただ家の中で探すようなときに気軽に探せたらいいのかと。

まあ、なくさなければいいだけなのですが(^^;;

まず 「 this」(こうしたら)で使いたいアプリを選びます。Google Homeを操作したいのでGoogle Assistantを選びました。

trigger(サービスを開始するときに引き金となるアクション)を選びます。

今回は「Google Homeに話しかける」だけなので、「Say simple phrase」を。

Triggerになる言葉を3つ指定し、Google Homeが応答する言葉も設定します。

今回は「iPhone探して」「iPhoneどこいった?」「iPhone見つけて」をtriggerに設定し、

「じゃあ、電話かけてみるね」とGoogle Homeが応答するように設定しました。

これで、「If this」(こうなったら)の部分が出来上がったので、「that」(こうなる)の部分を設定します。

iPhoneを鳴らしたいので、「VoIP Calls」を選びます。

してほしいこと(Call my device(自分のスマホに電話する))を選び、

流すメッセージも指定します。

これで、Google Homeに「iPhone探して」と話しかけるとスマホに電話をしてくれるサービスができました。

大したことないですが、動画作ってみました。
Google Homeに話しかけてiPhoneを鳴らす

人の作ったサービスもコピーして使える

オープンな雰囲気でいいなと思ったのが、他の人(公式もあり)が作ったサービスも使うことできる点です。

例えば、Facebookでタグ付けされた写真を自動的にDropboxに保存するとか。

Instagramにアップした写真を自動的にDropboxに保存するとか。

人によって普段使っているアプリは違うので自分だけの便利なサービスが作れるのは良いですね。

Evernote、Dropbox、Gmailなどは私も普段使っているのですがいまいちうまく使いこなせている

感じがしないので、こういったサービスでアイデアが湧いてきそうです。

「実際触ってみる」ことが大事

こういったサービスを聞いても

「こんなものか」「何に使えるのか正直分からない」「今までどおりとあまり変わらない」

と思う人もいるかもしれません。

ただ大事なのはこういった便利なサービスがある(しかも無料で)ことを知って、「実際触ってみる」ことだと思っています。

すぐに応用できなくとも、世の中のITサービスがここまで進んでいる、ということはなんとなく分かるからです。

まずは気軽に、楽しみながらITに接していきたいですね。

まとめ

昨日お会いしたお客様は、ITに詳しく、「もっと便利にできるはずだ」と思うサービスを常に監視し、そしてすぐに乗り換えるそうです。

その貪欲さ、見習いたいです。

編集後記

昨日は、1年間関与してきたクラウド会計の導入支援をしてきたお客様との最後の打ち合わせでした。

日々の口座管理、売上請求、業者への請求、資金繰り分析などすべてお一人でできるようになりました。

クラウド会計は「完全な帳簿はできない」という批判がありますが、完全でなくても私はいいと思っています。

誤解のないように断りを入れますが、もちろん税務申告を行う上で、専門家がチェックした数字は必要です。ただ、日々の業績や資金繰りなどをみていくには正確性よりもスピードです。

1ヶ月後に会計事務所が出す数字よりも、社長がリアルタイムで確認できる数字の方がよほど価値があります。

そんなことをこちらも再確認できた一年でした。感謝しています。

Today’s New

IFTTTでスマホ探しサービスを作った

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