労働教という言葉を、精神科医の泉谷閑示さんが書いた本『仕事なんか生きがいにするな-生きる意味を再び考える』という本で知りました。

仕事のしすぎで心を壊したり、自殺に追い込まれる人がいる日本の現状は、

「労働に過度に執着する」という労働教が原因ではないかと提起された本です。

労働教は本当にはびこっているなあ、と思います。

本日は労働教から抜け出そう!ということを書いてみたいです。

男性が子育てしてると中途半端??

先日、私が「家庭(育児)と仕事の両立という言葉はやめたほうが良い」という動画をYoutubeにあげたところ、

とある方(小さい子を育てているお父さん)から感想をいただけました。

とても共感していただいたようです。

その方が

「男は稼いでなんぼと思っている人が周りに多い」

「男性が子育てをしていると中途半端な人と見られる」

とおっしゃっていたのが印象的でした。

あー、こういう人がいまだに多いんだなあと思いました。

労働教に侵されている人は多い

私はむしろ上記のことを言っている人こそ

労働教に侵されており、おかしなことを言っていると思います。

かの有名なイギリスの経済学者・ケインズは1930年に、

「2030年には労働時間は週15時間になる」

と言っていたようです。

2016年のOECDの統計によると日本の年間の労働時間は1,713時間で、

1日約7時間、週だと35時間程度でしょうか。

ケインズが予測していた時間と2倍以上の差がありますね。

とはいえ、これまでの技術革新によって週15時間は全然可能な数字じゃないでしょうか。

達成できないのは、

お金儲けのために余計な仕事が残っているのはもちろん、

単なる手段にしか過ぎない労働やお金に対する過度な執着、つまり労働教から抜け出せない人が多いことも

その理由のひとつと考えています。

日本の生活保護への羞恥心、バッシングもそのことを表している気がします。

労働教から抜け出そう

幸いなことに(?)会社員のときから私は

「生きるために働くのに、働くために生きてるみたい」

と薄々感じていました。

手段である労働によるお金の獲得が、一番にきているのが納得いかなかったのです。

ましてや、生存に必要な子育てを犠牲にするなんて考えられません。

手段のために身体や心を壊すのは本末転倒と考えています。

まずは生きることが先かな、と。

外でいくらお金を稼いできても、

生活に必要なこと(家事・子育て・人とのつながり)ができない大人って、はたしてかっこいいですか。

労働教に染まっている人からは離れて(もしくはスルーして)

本当に大切なことに集中していきましょう。独立はそれがしやすいです。

 

編集後記

昨日は午前中お友達に相談、その後ランチへ。

午後は映画を楽しみました。ひとりで見に行くときに限って面白いという・・(感想言う相手がいない)

 

最近のあたらしいこと

東京タコラボ

« »