やっぱり手書きの申告書は作るのもチェックするのも大変
2/162017
今日は、青色申告会での申告書作成・相談に従事してきました。
青色申告会とは、事業を行っている青色申告者のための申告書の作成や相談などを行っている組織です。
毎年、税理士が派遣されて申告書作成のお手伝いなどを行います。
加入されている方は会費を払うことによって税理士による相談の他、会計ソフトや税務の一般的な相談のサービスを受けることができます。
昔ながらの組織だからか、会員さんは地元で事業を行っているご年配の方が多いです。
手書きが前提なので計算ミス多発
上記のとおり相談される方はご年配の方ばかり。
会計ソフトも使っていない方が多いです。
そうなると、帳簿はエクセルで作ったものが多少あるものの、主な書類は手書き。
当然申告書も手書きで持ってこられます。
手書きで持ってこられるということは、こちらは手書きの数値を完全マニュアルでチェックしなければなりません。
これが相当時間もかかるし、計算ミスも多発する原因となりました。
普段会計ソフトや税務ソフトに頼り切っていたのだなと思い知らされました。
(何度かミスをしてしまい落ち込みました・・)
税金計算を体系的に理解するには有効かも
手書きの申告書のチェックは大変ですが、税金計算を体系的に理解するには役立ちます。
税務ソフトでなんとなくできてしまっていたことも、手書きで行うと
自動的に頭の中が整理されていきます。
書いている途中、段々と税理士試験の試験を受けているような気にもなってきました。
ただ・・細かい計算まで手でやる必要は?
税金計算を体系的に理解するには手書きの申告書は有効ですが、〇〇円未満切捨てだとか、所得控除の金額の確認だとかを手引きで確認して行うのはやはり面倒です。
手書きだと、ちょっとした計算ミスで全体の金額が狂ったりします。
こういった計算はやはりPCにやってもらったほうが断然効率的でしょう。
しかし、本日従事した場所では個別のPCは与えられず。
あまりにも時間がかかるのでノートPCを途中から使わせてもらいました・・。
せめてちょっとした計算をエクセルで行ったり、調べものをするのにネット環境は必要だと感じました。
(机に手引きだけ置いてあるのを見てちょっと尻込みしました(^^;)
結論。紙の申告書は作るのもチェックするのも大変。作成コーナーを利用しよう!
ダラダラと書いてしまいましたが、やはり紙の申告書は作るのもチェックするのも大変です。
税務申告ソフトを使わなくても、「確定申告書作成コーナー」というよくできたサイトがあります。
このサイトは初心者にも分かりやすく、お勧めです。
e-taxも利用できますが、順序通り入力するだけで申告書が作成できるだけでもとりあえずは十分な機能でしょう。
(今日も、せめて最初からこちらのサイトを使わせていただければありがたかったのですが・・(^^;)
紙の申告書を下書きで持ってこられても、結局数値の確認をマニュアルで行うのであればその場でシステムに入力してしまった方が正直早いです。
税理士試験に受かりたい、紙の申告書が好きでたまらない、など特別な理由がなければなるべくシステムでできる計算はシステムにさせた方が無難です。
細かい部分よりは全体の数値を俯瞰する能力を身につける方が大事です。
編集後記
今日申告相談をしていたら、たまに挨拶する近所の方がお見えになりました。
なんとなく嬉しい反面、ばつが悪い気持ちも正直あり(所得が分かってしまうため)、よく分からない気持ちになってしまいました・・いつかこういうことあるだろうなあ、と感じてはいましたが(^^;