アメリカ心理学会より「強みの心理学の父」として表彰されるドナルド・O・クリフトン博士が開発した「ストレングス・ファインダー2.0」のテストをしてみました。

下記の本を買うと、巻末にアクセスコードがついており、そのコードを使ってWeb上でテストを受けることができます。

こちらの本ですが、2001年に日本で出版されたさあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」という本の続編のようですが私は前回のは受けていません。

今回初めてストレングス・ファインダーのテストを受けてみてよかった点をまとめたいと思います。

なおテストの所要時間は私の場合25分程度でした。

強みの方程式を理解する

この本の冒頭で、

私たちは「強み」よりも「欠点」のためにより多くの時間を割いている。

と書かれています。

確かに学校へ行けば苦手な科目でも、やらないことは許されません。

「弱点克服」「欠点克服」は私たちの文化となっています。

しかしこの本で紹介されている「強みの方程式」を理解すればそれは間違っていることに気づきます。

(本書P.23の表を一部加工)

例えば、大変努力家だけれどもその分野の才能がないという人を考えてみます。

世間的には応援したくなる人でしょう。

才能を2、投資を5で評価するとこの努力家の強みは2×5=10です。

一方、あまり努力はしないけれどもその分野の才能があるという人

才能が5、投資が2で努力家と同様に強みは5×2=10となります。

結果、前者は努力しているにもかかわらず努力しない人と結果が同じになってしまいます。(とても単純な想定ですが)

もし努力家が得意なことを伸ばしたらどうなるでしょうか。

才能5、投資5で強みは5×5=25です。

同じ努力にもかかわらず結果が完全に異なる水準(10⇒25)になるのが分かります。

欠点を克服するのがいかに生産性が悪いかに気づきます。

ストレングス・ファインダーが定義する34の資質

上記の強みの方程式で記載した「才能」をテストでは34の資質として区分しています。

一例を挙げれば

  • アレンジ・・・指揮力が優れている
  • 回復思考・・・問題解決力が高い
  • 学習欲・・・学ぶことが苦でない
  • 活発性・・・行動を起こさずにいられない
  • 共感性・・・周囲の感情を察することが得意

など。

テストの結果、34の資質から自分の優れている5つの資質を確認することができます。

下記は私の結果です。

5つの強みについては、更に詳しいレポートを見ることができます。

行動計画ツールが行動指針にもなる可能性

上記のレポートの他に、強みを生かした「行動計画ツール」も見ることができます。

個人的にはこちらが一番参考になりました。行動指針にもなり得るものではないかと思います。

どんな仕事が向いているか、どんなパートナーと組めばいいか、など具体的なアドバイスが自分の強み毎に列挙されています。

実際に行動と結びつけることができるので、とても参考になります。

自分にない資質も知ることができる

私の場合上位5つの資質は

  • 内省・・・考えることが好き。
  • 収集心・・・好奇心旺盛。知りたがり屋。
  • 着想・・・物事のつながりを探すのが好き。
  • 最上思考・・・平均ではなく、卓越であることを好む。
  • 慎重さ・・・あらかじめ綿密に計画をたてることを好む。

なのですが、

この5つを見てるだけでも

「したいことはたくさんあるしアイデアを考えるのが好きだけど、完璧を目指しすぎて、自分の頭の中で堂々巡りして、慎重すぎて前に進めない」

自分を指摘されている気がします・・。つまり、行動に結び付く活発性がないと。(こういう考え方が内省的?なんですかね(^^;)

このように、自分の強みを見ていると自分にない資質も自ずと分かってきます

自分の強みを生かすとともに、ない資質をどうするかの戦略(最小限に行動を抑えるか、外注するか、その資質があるパートナーを見つけるか)も考えることができます。

まとめ

「ストレングス・ファインダー2.0」のテストを受けてみて良かった点をまとめました。

自分の強みは自分で分かっていそうで分かっていないもの。

やってみて大いに気づきとなりました。

行動計画ツールは毎日の指針にもなると思い印刷していつでも見れるようにしています。

毎日の行動を見直すきっかけにもなりました。

是非お試しください。

編集後記

IPhone5からIPhone7に機種変更しました。

生まれて初めてSIMカードを取り換え。

小さすぎて風で飛ばされそうになりとても焦りました。

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