ビジネスパーソンとしての基本スキルとして、

読む・書く・話す

があります。

私が一番重視しているのは「書く」スキルです。

その理由を、書きます。

 

すべてのスキルを総動員することだから

いざ、何かを書こうとして

「全く筆が進まない!」という経験をした方は

多いのではないでしょうか。

 

私も、その一人でした。

独立して、主に文章で発信して営業をしようとしたときに、

全く自分の言葉がでてこなかったのです。

 

それもそのはず、

「書く」スキルには、

  • 前提の知識
  • 企画力
  • 語彙力
  • 正しい文法
  • 分かりやすい表現
  • 感情力

…など多くのスキルを総動員しばければなりません。

そして、

書くスキルに求められる一番のことは、

「自分の言葉で、本当に理解すること」

ということです。

 

書くためには「本当に理解」していなければならないから

というのも、

「話す」ことはある程度話の上手な人だったり、

ジェスチャーなどでなんとか通じてしまうこともあるのですが

「書く」ともなるとそうもいかないからです。

 

「書いている人、理解していないな」

というのは読む人が読んだら一発でわかってしまいます。

 

本当に理解できているかどうかは

「自分の言葉」で説明できているかどうかだと

考えています。

 

難しい専門用語をそのまま使ったり、

新聞や他人の文章の引用をそのまましていたり、

文章はきれいでも、何も伝わってこない。

この場合、書いている人が本当に理解しているかどうか(そして

伝えたいことがあるのかどうか)怪しいです。

 

入門書を書ける人は本当に理解している可能性が高い

一般的に、「すごい人」というと

小難しい本を何冊も出している人という印象がありますが、

私は逆で、入門書を書ける人は本当の意味で深く理解している可能性が

高いと考えています。

 

難しい言葉で難しく説明するのは簡単です。

それっぽい言葉で説明するのはAIの得意とするところでもあります。

 

一方初めて学ぶ人に、

考えて考えて分かりやすい言葉を紡ぐことは

AIにはそうそうできないはずで(「小学生に説明するつもりで」と

指示してもイラっとした回答がきますし…)

ずっとずっと難しいです。

※書くのに非常に苦労した会計の入門書

 

だからこそ、入門書を書ける人を尊敬しますし、積極的に読みます。

私も、このブログや

書籍・雑誌で書く文章はターゲットによって

言葉を変え、なるべく馴染みやすい表現を

使っているつもりです。

 

「書く」ことは本当に奥が深く、

書けば書くほど自分の中で知が溜まっていく感覚がありますし、

たとえ仕事をやめてもライフワークとして

何かしら書き続けるでしょう。

 

AIでいくらでも文章が量産できる時代だからこそ、

人間としてのあらゆるスキルを試される書くスキル

今後も必要になると確信しています。

 

まとめ

AI時代に「書く」スキルが一番大事と思う理由を書きました。

周りで「書く」ことを習慣としている人はそうそう見かけないのですが

(息子は私よりも書いていますが)、

これだけ人間としての力をつけさせてくれることを

習慣にしないのはもったいないと思ったので

書きました。

 

編集後記

最近出張などが続いたので

週末はほっと一息。

鎌倉の小町どおりの名店カフェで名物ホットケーキを食べたり、

布を買ってきてカーディガンを作ったり。

こういう何気ない幸せ時間が大好きです。

 

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