内向的でも人の話をじっくりと聞くことができる人は税理士に向いている
6/292018
カテゴリー:税理士・税理士試験
子供の頃から「内向的」「おとなしい」「もっと友達を作りましょう」と言われ続けてきたので、
「なるべく人と関わらない仕事」を望んでいました。
そこで、子供のときに考えていたのは漫画家。(いま考えると浅はかですが)
しかし飽きっぽい性格、そして食べていくのがものすごく大変ということを知り中学生のときにすでに諦めました。
そして次に考えたのがIT関連の仕事。(プログラマーとか、SEとか。でも今考えるとひとと関わらないわけはない)しかしこれも残業が多い職種(当時乳幼児を抱えていた)だということを知り、断念。
そして、今税理士という「人と関わることが主な仕事」をしています。
ずっと内向的で、人と関わることが苦手だった自分が人と関わることが主な仕事をしてみて感じたことは、
「『内向的』な性格は、この(税理士の)仕事をしていく上で別に不利でもない、むしろ向いているかもしれない」
ということです。
自分が他の税理士に相談してみて感じたこと
独立してから、実は何度か同業者に有料で相談をしたことがあります。
自分では手に負えない仕事を請け負った時、セカンドオピニオンが欲しい時に利用しました。
何人かに相談したのですが、
「税理士にもほんと色んな人がいるな」
ということを感じました。
こちらが質問していないことについても延々と説明し続ける税理士、
こちらから質問しない限りは黙っている税理士。
ただ相談してみて分かったのは口数の少ない後者のほうがずっと為になった、ということです。
口数は少なくとも、こちらが話していることをじっくり聞いてくれて、適宜アドバイスをくれるような方でした。
一方聞いてもいないことをベラベラと喋ってくる方については疲労感がただ残りました。
自分が相談してみて分かったことは、相談をしやすいかどうかは「社交的」「内向的」とは関係なく、「人の話を聞けるか」がまず大事ということです。
相談は社交的じゃなくても受けられる
私は学校・会社に馴染めなかった社会不適合者ですが、今仕事をしていてそれが不利に働いている感じはしません。
幸いなことに(?)口数も多くなく、機転も働かないので人が喋っている間は喋っている方のお話に集中することができます。
雑談力はありませんがじっくりと聞く力はあります。
ノリが大切な飲み会には要らない人間かと思いますが、それはそれで人生を取捨選択すればいいだけの話かと思います。
「自分は内向的だから人に大きく関わる税理士は向いていない」
と思われる方は、むしろ内向的であることが仕事のアドバンテージになる可能性もあることを、忘れないでください。
まとめ
今もふと「なるべく人と関わらない仕事」について考えることがありますが、
芸術家くらいにならないと(しかも売れっ子)無理なのかなあ、とも思います。
編集後記
昨日は書籍の初稿チェック、住民税・源泉所得税の案内、問い合わせ対応など。
引越し先の部屋にも慣れてきました。
Today’s New
IKEAのベッドをDIYプロの父親に組み立ててもらった