フリーランスが本業を行いながら執筆活動をこなすには
4/102019
カテゴリー:書く仕事
独立してからありがたいことに、執筆のお仕事をちょくちょくいただけるようになりました。
今まで本は2冊(1冊は共著)、そして今1冊執筆中、
雑誌記事も何度か依頼を受けて書いています。
私は平日毎日ブログ更新していますので、執筆活動が加わると
「書く」時間が本当に長くなります。
本業である税理士としての税務顧問のお仕事やスポットの相談、申告業務もあります。
これらの本業をこなしつつ、執筆活動を行うための方法を私の経験から書いてみます。
今後執筆もしていきたいというフリーランスの方の参考になれば幸いです。
※単著『会計と決算書がパズルを解くようにわかる本』執筆のときに作った図。「会計はルービックキューブみたいな感じですか?」という編集者さんの意見を基に自分で書いて、本当に書籍に載せてもらってしまった※
書籍執筆の流れを確認する
書籍の依頼は、「依頼状」といった正式な書面をもらって始まることが多いです。
印税などの条件の他、執筆のスケジュールも必ず書いてありますので
確認したほうが良いでしょう。
執筆の進め方についても、
- キリの良いところまで書いて都度・都度チェックしてもらう
- 最後まで書き上げて提出・まとめてチェック
など出版社や編集者さんの意向によって違いますので最初に確認したほうが良いでしょう。
私の場合は、いきなり最後まで書き上げるのは不安なので、キリの良いところでチェックしてもらっています。
なぜこういったスケジュール確認が大事なのかと言うと、
本業が忙しくなる時期と重ならないかを事前に確認するためです。
実際重なってしまうこともありますが(現に単著執筆の際、共著の本と税務相談、確定申告ラッシュが重なりました)、
事前に分かっていることで、準備をすることが可能となります。
また、書籍執筆はゲラチェック(実際に売り出す形のもののチェック)前後の段階になると
急にピッチが早くなるので最後が立て込む、というのは意識しておいたほうが良いと思います。
時間のかかる仕事を抑える
執筆(特に書籍)は、本当に時間がかかります。
文章の他、図解なども加わるとなおさら・・。
もし今の本業だけで日々パンパンであればとてもじゃないけどこなせません。
片手間では執筆は難しいです。
そのため、私は事前に時間のかけたい仕事を絞る対策をしています。
私の本業の1つは税務顧問ですが、去年の年末より新規の依頼をストップしています。
税務顧問は第一優先で行う必要があり、しかも時間をかけたいと思っています。
そのため、限界(他の仕事ができないくらいの量)と思える件数に達したら依頼をストップしています。
売上の伸びは停滞しますが、仕方ありません。
本業を誰か雇って投げる、という考えもありますが、
誰でもできる仕事は請け負っていないつもりですし、お客様に迷惑がかかる恐れがあるためそれは私にはできません。
(誰でもできると思う仕事は、なるべくIT、RPA等で効率化しています)
執筆を仕事の柱にしていく、というつもりで取り組むのであれば、
他の仕事とのトレードオフは意識しておいたほうが良いと思います。
まとまった時間をとる・場所を変える
上の説明とも重なりますが、執筆にはまとまった時間が必要となります。
構想をまとめ、図解し、文章にまとめていくといったことは
細切れ時間ではなかなか取り組めません。
1週間のスケジュールの中で、アポイントのない日が1,2日くらいは必要かな?
というのが私のイメージです。
私の場合には「執筆デー」を決めて、その日にまとめて時間をとって作業をする場合が多いです。
このような「まとまった時間の先取り」は執筆を行う際には必須と考えます。
(ブログなどのルーチンもそうですが、執筆はよりまとまった時間が必要)
そして、場所も普段仕事をしている自宅兼事務所から変えます。
例えば、私はカフェや貸会議室をよく利用します。
執筆は創造的な仕事なので、少し環境を変えるとはかどることが多いのでお勧めです。
まとめ
フリーランスが本業を行いながら執筆活動をこなすために必要なことを書きました。
執筆活動こそ、その人にしかできない仕事だと思っています。
売上を一旦抑えてでも、していきたいことの一つと考えています。
編集後記
昨日は、執筆デー。
カフェに行ってマインドマップソフトで構想をまとめました。
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