私が高校生くらいのとき、ビジュアル系バンドのGLAYが大流行でした。

(ちなみに、私は4人のうち誰が好きということではなく

4人が仲良さそうで、調和がとれているところが好きでした!もちろん曲も。)

リーダーであるTAKUROさんのインタビューを読んで、

やっぱりかっこいいなあと思ったのと同時に、なぜここまでバンドがやってこれたのかがわかる気がしました。

GLAY・TAKUROが語るリーダー像「全部自分の責任です」は信用しない – ライブドアニュース

TAKUROさんの信念が詰まったインタビューです。

そこから得た気づきを書いてみます。

リーダーも、弱みは見せる

TAKUROさんは全盛期時代、メンバーに自分の弱みを見せていたそうです。

リーダーなるもの、弱みは見せないで孤高に振る舞う!

というのが世間で行き渡っているイメージなので意外性があります。

特に何十年もトップを走ってきたバンドのリーダーです。

でもよく考えてみると、カリスマと言われようがなんだろうが中身は普通の人間のはずです。

リーダーだからといって特別な能力があるというわけではないでしょうし、

ただ「役割」が違うだけです。

だから弱みをメンバーに見せることは別に間違っていないし、

むしろうまくいっていないのに強がっているところをメンバーに見せることのほうが問題です。

そうやって強がっているリーダーほど

なにか問題があったときに

「辞めて責任をとる」

といっているのではないでしょうか。

TAKUROさんも書いていますが

「すべて自分の責任です」

「辞めて責任をとります」

というのは本質的ではないと感じます。

求められているのが「説明」ではなく「パフォーマンス」

であることに違和感があるんですよね。

そういったお涙頂戴でその場をしのぐぐらいであれば、

普段から弱みを見せて周りから支援してもらったほうが良いです。

共感時代に、敢えて感情を見せないのは

「ありのままの自分を見て!」という共感時代に敢えてTAKUROさんは

自分の家族の前でも素の自分を見せたことがない

とおっしゃっています。

その理由が、

自分の気分や感情を一方的に押し付けないことが、相手への何よりのリスペクトだからです。

と書いていらっしゃいます。

この言葉、常々私が感じていることを表現してくれてすごく嬉しかったです。

(自戒も込めて)

例えば、むやみやたらに感情を出す次の場面が私には苦手です。

  • 悲しいニュースを涙を流しながらコメントする人
  • 土下座などのパフォーマンスありきの謝罪会見
  • 公共の場で、オフィスで、家庭で感情的になっている人

「共感」が重視される時代に、敢えて感情を出さない(親しい人の前でも)で、

いつも感情のブレがない人でいることって、難しいことではありますが

目の前にいる人への最低限のリスペクトだと思います。

何をアウトプットして、何をアウトプットしないか

「感情がぶれない」人でいることが目の前にいる人への最低限のリスクペクトであることは、

ネットで発信するときも同じだと思っています。

特に目の前に誰かがいるわけではないネット上での発信は、感情的になりやすいものなので、

気をつけなければいけないなと。

リアルの場では絶対に発信しないこともネットでは発信できてしまう怖さがあります。

ですので私の場合、見た人の感情を揺さぶってしまうような下記のことはアウトプットしないと決めています。

  • かなり私的なこと(病気、怪我、家庭のいざこざ等。回想録としてはあり)
  • 特定の人に対する批判
  • ネガティブ(愚痴、不満など)な発信

もちろんこれは「こうしなければいけない」というわけではなくて、

人によってアウトプットすること・アウトプットしないことは

異なって良いと思っています。どちらかというとその人の美学かな、と。

なんでもかんでもアウトプットするのも自由ですが、

意外とこういった「美学」が何かあったときの人生の道標になるのではないかと。

誰でもアウトプットできる(アウトプットの定義はさておき)1億総アウトプット時代に、

何をアウトプットして、何をアウトプットしないかを決めることは

人生の迷子にならないためにも道標として必要なことだと思っています。

 

まとめ

GLAYのTAKUROさんのインタビュー記事に感化されて

弱みは見せるけれど、感情は出さないことの大切さと、

何をアウトプットして、何をアウトプットしないかは生き方に関わるものと

再認識したことを書きました。

 

編集後記

週末に、新しいMacが届きました。(今回はAir、ピンクゴールドで。)

2年半ちょっと使ったMacBook Proは下取りに。ありがとう、ありがとう。

 

最近のあたらしいこと

女性用のビジネスリュックを探しに右往左往する

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