独立する前は、税理士の仕事というと税務顧問を◯十件やって・・というイメージしかありませんでした。

けれど実際独立して1年半たってみて税務顧問だけを行っているということはなく、

  • 対面相談、メール相談などのスポット業務
  • 税理士会から依頼されるスポット業務(租税教室、記帳指導など)
  • 法人会から依頼されるスポット業務(セミナー講師など)
  • 自主開催セミナー(いままで1回だけですが)
  • 毎日のブログ執筆
  • 書籍の執筆

など様々な仕事をやらせていただいています。

様々な種類の仕事を持つことはリスク分散にもつながる

もし自分が税務顧問だけ行っていたとしたら。

現在中小企業の数に比べて税理士は過剰と言われています。

少ないパイを取り合うのに必死で疲弊していた可能性があります。

しかも周りは従業員を多く抱えた経験豊富なベテラン揃い。

税務顧問だけ狙っていったら到底勝ち目はないでしょう。

元々対面相談などのスポット業務を始めたきっかけは、税理士と契約するほどのでもない、税理士に相談しづらい、自分でやってみたいという方が意外に多いことに気づいたからでした。

現時点では税務顧問は10件にも満たないですが、その分対面相談などのスポット業務が増えているのでバランスは取れています。

様々な種類の仕事を複数持っておけば、継続的な契約による報酬が減ってもその分を他の仕事で賄うことができるのでリスクヘッジできます。

あらたな仕事開拓には空白の時間が必要

税理士の王道の仕事である税務顧問の件数をアピールしている事務所が多いですが、件数が基準になるとどうしても時間と人が大量に必要になってしまいます。

特にひとり仕事の場合にはすぐに吹っ飛んでしまうくらいの規模なので量では勝負できません。

だとしたら先程述べたようにターゲットを絞ったり、新しい分野に開拓していくしかありません。

幸運(?)なことに私の場合賄わなければいけない従業員の給料も、高い会計・税務ソフト代も、事務所代もないのでミニマムですが自由に仕事開拓をすることができます。

そしてどうにも自分の手には負えない仕事は断ることができているので空白の時間もできています。

空白の時間がなくなるくらい仕事が目一杯になってしまっている状態は危険です。

常に「あっちの売上が落ちてもこっちがあるから・・」とリスクヘッジできる状態がベストだと思っています。

まとめ

様々な種類の仕事を複数持つことのメリットは上記に挙げたリスクヘッジ以外にも「自分を飽きさせない」効果があります。

毎日会計ソフトとにらめっこな毎日は私には無理かもしれません。

編集後記

昨日はクラウド会計ソフトのfreee+全力法人税で会社で完結したい、という方の相談でした。

この2つの組み合わせは小規模な会社にとってはベストではないかと思いました。

« »