大人が子供に言う言葉としてあまり気に入っていないのが、

「◯◯ちゃんは『いい子』だね〜」

という『いい子』という言葉です。

親戚に自分の息子のことを『いい子』という人がいて、

やんわりと言わないでもらうようたしなめています。

※「いい子」ってどういう子だろう※

「いい子」は、大人にとって「都合のいい子」であることが多い

私がなぜ「いい子」という言葉が気に入っていないのかというと、

定義が曖昧だからです。

大人が子供にいう「ちゃんとしなさい」の「ちゃんと」によく似ているな〜と。

「◯◯ちゃんの◯◯なところが良いところだね」と具体的にいってあげるのならば良いのですが。

個人的に、大人が子供にいう「いい子」は、大抵

大人にとって「都合のいい子」

であるケースがほとんどであると思っています。

宿題をきちんとする、

先生の言うことを聞く、

お手伝いをする、

言うことを聞く、

いい大学に入って、いい会社に就職する・・

つまり、手がかからない、親に迷惑をかけない子供が「いい子」であると。

「いい子」のプレッシャーが子供を追い詰める

「いい子」と言われた子供はどうでしょうか。

大人にとって都合の良い子供でいるよう、無理してしまうのではないでしょうか。

日本の15〜39歳の若年層の死因トップが自殺なのも、「いい子」のプレッシャーが関係している気がします。

よく、もう成人しているのに

「転職したいけれど親が悲しむし・・」

「結婚したいけれど親に反対される・・」

などと判断に親が出てきてしまう人がいます。

きっと子供の頃から親にとって「いい子」であるよう、そこからはみださないよう

にしてきた人こそこういった心境になるのでしょう。

親は子供が自立できる年齢になったら潔く離れたほうが良いですし、

子供も自立したら自分の判断の中に親の考えを持ってこないほうが良いでしょう。

そうでないといつまでも大人にとっての「いい子」を演じ続けることになってしまいます。

子供は「いい子」じゃなくていい。親に迷惑かけていい。

私自身は、自分の子供に親に迷惑をかけない「いい子」になってほしいとは全く思っていません。

むしろ子供は親に迷惑をかけるのが当たり前だと思っています。

「育ててあげた」なんて1ミリも思わないですし、

むしろこんな大変な時代に生まれてきてくれてありがとう、ごめんね、という感じです。

子育てをまともにやっている人であれば、

「子供がいて毎日が楽しい!」

なんて呑気に言えないはずです。

イライラもするし、泣きそうにもなるし、やりきれない気持ちになる日もあるはず。

それでも子供とはそういうもの(大変な生き物)で、自分だって親やその他の大人に迷惑をかけたことを考えれば

大人にとって「都合のいい子」になってほしいなんて図々しくて思えません。

子供は親に迷惑をかけていい。

そう思っていれば子供に無理な「いい子」を演じさせずに済むのではないでしょうか。

そのためには大人が時間も心も余裕がなければいけませんね。

 

まとめ

大人が子供に言う「いい子」という言葉が気に入らないので、その理由と、

子供は親に迷惑をかけていい!ということを書きました。

「子供にはどんな仕事に就いてもらいたい?」

という質問に対しては、「(やりたいことであれば)なんでも良いです!」と答えています。

(危険な職業(格闘家)とかはちょっと心配かなあと思いますが・・多分ならない)

 

編集後記

昨日は、お客様の納税予測、決算・申告作業、執筆、スペースのお掃除、などを行いました。

 

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