仮想通貨のDefi(decentralized financeの略。分散型金融の意味)

を管理するアプリ「DeBank」を使ってみました。

なかなか面白いアプリだなと思ったので紹介します。

*Defiについては、2021年2月に始めて、下記の記事にしています。

分散型金融(Defi)を使ってみた。銀行の本質をあらためて考える

 

複数のDefiの資産状況を管理するアプリ

Defiは、Webウォレットと接続して仮想通貨の送付をすることができます。

ただし複数のDefiのサービスを利用する場合、

サービスを横断しなければいけないので面倒です。

このDeBankというアプリは

複数のDefiの資産状況をひとめで管理することができる機能を提供しています。

131 Gwei | DeFi Wallet | Track Portfolio, Explore Project, Compare Rates | DeBank

始め方:ウォレットを接続するだけ

始め方は簡単で、アカウントを開いたら

自分のウォレットのアドレスを入力して接続するだけです。

わたしの場合、Metamaskを利用しているため

Metamaskでの署名作業が必要になりました。

 

ウォレット&Defiの残高一覧が簡単に見れる

ウォレットを接続し、Profileメニューを見てみると

ウォレットと接続されているサービスの資産一覧を見ることができます。

(私が接続したウォレットには数万円、Compound(Defiサービス)に50万円くらいある状況です。)

NFTも所有していれば、見ることができます。(↓は別の方のウォレットです)

「え、なんで人のウォレットの中身見れるの?」

と思われた方も多いと思いますが、それは後のフォロー機能で説明します。

取引履歴も見ることができる

「History」というタブからはウォレットを通じた取引履歴

すべて見ることができます。

私の場合、

Compound(Defi)を始めた、

ブロックチェーンゲーム(Sand Box、Axie Infinity)を始めた、

ってことがバレバレですね・・。

フォローシステムがある

面白いな、と思うのは

Twitterへの接続機能がある点です。

接続することによって

自分のウォレットをTwitter上でリアルタイムに公開できます。

この「自分の財布を公開する」

ってすごい発想ですよね。

 

あと、最近できた機能だとは思いますが

アプリ内で「ウォレットをフォローする」ことができます。

自分のウォレットには、なぜか23人のフォロワーが既についてました。

試しに、ランキングの高いウォレットをフォローしてみました。

す、すごい資産額・・・。自分の残高と比較して劣等感が出てきそう。

 

他人の財布を覗き見する、って

普通は考えられないですし、

悪趣味といえば悪趣味ですが、

メリットもあると思っています。

 

ウォレットで持ち主を知ることができる

ウォレット自体はもちろん匿名で、

誰なのかを特定することはできません。

しかし、

どんな資産を持って、

どういったところに投資しているか

を知ることができます。

これを利用して、

大富豪の投資先を追ってみる、というのも戦略になるかもしれません。

また、同じ種類のNFTを所有しているということで

親近感が湧くかもしれません。

 

あとは、今後はもっと閲覧できる履歴の内容が金銭以外にも広がり、

どういったプロジェクトに参加しているか、

どういったDiscordに参加しているか、

どういったセミナーを受講したか、

どういったゲームをしているか、

どういったところに寄付をしているか、

などなど

そのウォレットの持ち主の人間性を

知ることがもっとできるようになるかもしれません。

なにしろ、ブロックチェーンはほぼ改ざん不可能なので、

あらゆる行動の「証明」に使えるかもしれませんね。

現時点の金融機関では

融資を受けるなどなんらかの

手続をする場合に多くの書類が必要となりますが、

改ざん不可能なブロックチェーン上のデータを

利用できることになったらかなり手間が減りそうです。

確定申告や税金の納付もブロックチェーン上でできるかも!?

(いちいち受信通知やら納税証明書やら用意しなくても済むかなと)

 

まとめ

仮想通貨のDefi管理アプリ「DeBank」を使ってみて、

人の財布を覗き見する(される)不思議さを書きました。

これが流行るかどうか、

趣味が良いことと言えるかどうか

は別として、

「証明」するために多くの手間がかかっている

銀行、役所での手続、転職活動、フリーランスのスキルアピールなどに

応用できるのでは、というイメージが広がります。

仮想通貨取引をしている方は

お試しください。

 

編集後記

週末は、税務相談2件を。

ひとつは仮想通貨、ひとつは海外取引でした。

 

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