とてもありがたいことに、本やブログを読んで相談してきてくださる方がいらっしゃいます。

(主に同業者)

今までどのように仕事を得てきたか、どのような仕事をしているのか、

など相談内容は様々です。

マーケティングの方法、仕事のとり方など技術的な部分ももちろん必要ですが、

それ以前に見落とされがちだけどすごく重要なのが、

「仕事をする上で、嘘をつかないこと」

だと思っています。

※できないこと・したくないことは書いていません※

正直者は損をする?

『バカ正直』なんて言葉がありますが、正直すぎると損すると言われてきました。

特に大人になってからは。

でも、どうでしょうか。

周りの人達を見ても

ハラハラするくらい正直に生きている人は皆楽しそうに生きていて、

成功(私にとっての成功=楽しく、自分らしく生きるです)しています。

そして私自身も、今までのことを振り替えると

正直に発信を続けてきたことが結果的に良い方向に向かっていると感じています。

「できない」ことを「できる」と書きませんし、

したくないことはしないようにしてきました。

  • 集客しやすいからといって「節税に強いです!」とは書かない(実際「節税」という言葉自体苦手。「適税」が適切)
  • 「高付加価値を提供します!」と書かない(「高付加価値」が正直何なのかわからない)
  • 女性ならではのきめ細やかなサービスをします!と書かない(正直女性特有のきめ細やかさがあるとは言えない)
  • 「御社の経営アドバイスをします!」と書かない(経営コンサル的な仕事は私にはできない)
  • 仕事上の失敗は、すぐに謝罪する(自責。責任をすり替えることはせず、自分の誤りを認めます)

その結果、大きく稼ぐことはなくても

毎日気持ちよく仕事をすることができています。

嘘はバレやすい世の中になった

「嘘はつかないこと」

なんて、幼稚園児でも知っているし誰もが知っていることのはずなんですが、

意外と(というか相当の割合で)守られてないです。

実際には、

嘘をつかざるを得ない環境の人たちが多いのではないでしょうか。

  • 商品・サービスに愛着はないけれどお客様には「良いですよ」と言って売らなければならないセールスマン。
  • 会社のことを良く思っていないのに生活のために外部の人には「給料高くて・・」と言い訳せざるを得ない社員。
  • 社員はみな疲弊しているのに、「働きやすさNo1!」と求人情報に書かなければならない人事担当。

でもこういった嘘は、バレやすい世の中です。

その原因は、インターネット。

情報は瞬時に拡散されるようになりました。

特に影響力のある人の発信は、すぐに既存の情報・価値観を上書きします。

 

きれいな言葉を鵜呑みにする人はほぼいません。入社・転職する前にVokersは必ずチェックするように。

「嘘は巡り巡っていつかばれる」のスピードも上がってきているでしょう。

 

 

本音と建前は不要。「嘘をつかない」ことが今の時代の戦略

「本音と建前を使い分ける」

ことは昔から戦略の1つのように言われていましたが、

今の時代にそれは必要なのでしょうか。

先程の話ともつながりますが、本音と建前をいちいち分けていたら

「嘘をついている」

とすぐにみなされてしまうのではないでしょうか。

こっちにはこういう顔して、こっちにはこういう顔で・・

といった政治的、八方美人的な対応をしている人は信用がつかないはずです。

 

特に自立した「個」が信用の蓄積を行い、互いにつながって多層のコミュニティ

によって成り立つ今後は、

嘘をつかず、正直に生きていくことが

最大の戦略だと思っています。

私みたいな元々嘘をつけない不器用人間には良い時代です。

 

まとめ

「嘘をつかない」ことは仕事をする上で案外大事なんじゃないかと思ったことを書きました。

正直に生きていくことは、そう簡単ではないですし、

ときにははみ出し者としてバッシングもされるかもしれませんが、

長期的に見ればお金よりも大事な信用がついてくると考えています。

 

編集後記

金曜日は、同業者の方からLINE通話で相談。

午後は、五反田のfreee本社へ。APIの記事についてのご提案でした。

お洒落なカフェ風オフィス、まったりしてしまいそうでした。

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