世の中、流行り廃りがあります。

2023年6月現在でいうと、

なんといっても生成AI、ChatGPTですね。

こういった流行り廃りに対しては、

心構えを持っています。

今日はその心構えについて書きます。

※「DX」という言葉を使わずともデジタル化は進めていました

 

のめりすぎない

流行りが出てくると、

「○○しらなきゃまずい!」

「まだ○○もしてないの?」

「○○が仕事を奪う!」

と煽る系の記事、書籍が並びます。

 

そして、流行りに乗って儲けようと

する人がわんさか出ます。

 

一番感じたのが2017年の仮想通貨バブルのときでした。

私は仮想通貨が出てきた頃から非常に興味を持って

2017年3月に実際に購入して試しています。

[お勧め本]お金との付き合い方は大人になってからも誰も教えてくれない。ビットコインはお金について考える良い機会。

 

このときは「仮想通貨の税金相談で稼げる!」だとかそういった邪念は

一切なく、ただただ「すごい」と思ったからでした。

 

しかし、自分の体験を税金と絡めて書いた記事が

拡散され、問い合わせや相談がひっきりなしにくるようになりました。

 

意図していなかったことなので正直私は

大変だったのですが、

続々と「仮想通貨の税金に強い!」という同業者

が登場し、「ここぞと流行りに乗る人は乗るんだな・・・」

と冷静に観察していたのを覚えています。

 

もちろん、現在はそういう人は減り(流行ってないから)、

私はいまだに仮想通貨を持ち続けて運用していますし(純粋に仮想通貨が好きだから)、

ちょくちょく相談も受けます。

約2年前に書いた、仮想通貨含めたデジタル資産

の税務の本の改訂版も秋頃発売予定です。

 

実際、仮想通貨はとてつもないポテンシャルを秘めている

と今でも思っているので、注視しています。

 

流行りに乗るのは否定しないですが、

儲けるためだけに行動しても長期的な資産にならない。

それは非常に時間がもったいないと思うので、

儲けだけを考えて流行りにのめりすぎないことが大切と考えています。

 

遠ざからない

じゃあ、流行りに対して何もしないで遠ざかっていれば

いいのかというと、それもよくないと思います。

 

まずは、どんなことでも試してみる。

これが大事と考えています。

 

実際自分で体験してみれば、

もっと興味が出ることもあるし、

逆に限界も知ることができます。

遠くから眺めて、「どうせ、大したことないだろう」では理解は無理です。

 

ChatGPTも、出てきてすぐに触りました。

もちろん1度や2度触っただけじゃわからないので、

何度か触って、さらに知識を深めるためにセミナーも

開きました。

近いうちに外部から依頼されたセミナー講師もやります。

 

実際に研究してみると、

過度な期待を抱くことを防げます。

触らないと、

余計な不安も出てきてしまいます。

 

ですので、がっつりじゃなくても

「こういうものか」と感じる程度で

どんなことでも「触ってみる」ことが大事です。

 

メタ・長期の視点で眺める

のめり込まず、遠ざからず、ではどうしているのかというと

より高い視点(メタな視点)かつ短期ではなくより長期の視点で眺めています。

 

例えばChatGPTであれば、

今後自分の仕事、そして生き方にどんな影響が出てくるのかを

少し先の未来まで考えて見ています。

 

AIを考える前に、人間とは何か?を考えた方がいいんじゃないかと思って

一見すぐに役立たない哲学を研究しているのもそのためです。

AI時代にこそ、哲学(スピノザ「エチカ」)を身につけたい

 

ちょっと前までは

「RPA(Robotic Process Automation)が税理士の仕事をなくす!」

と言っていましたが今度は

「ChatGPTが税理士の仕事をなくす!」

とか。

歴史は繰り返します。

短期的に表層をなぞるだけだとこういう発想になってしまうので、

より高い視点から、長期的に

流行り廃りを眺めることが大事と考えています。

 

まとめ

私が普段からしている流行り廃りに対する

心構えを書きました。

焦って情報に踊らされずに、

本質を考えることが大事と思っています。

 

編集後記

昨日は、雑誌執筆と書籍改訂の最終仕上げを。

締切が6月末で重なってしまいましたが

今日両方とも提出。力が少し抜けました。

 

最近のあたらしいこと

Visit Japan Web

ミヤマ珈琲 レトロプリン

「なんかすごくルノアールに似てる喫茶店見つけた!」

と思ったらルノアールと同系列でした・・・汗

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