人から感謝される仕事

社会人の方で、

「人から感謝される仕事をしたい」

という方は多いと思います。

また、親が子どもに

「人から感謝される仕事をしてもらいたい」

と言っているのもたまに聞きます。

一見普通の願望のような気がしますが、

「人から感謝される〜」の部分がずっと気になっていて、

ずっとそれは違うんじゃないか、という違和感がありました。

その理由がやっとわかったので、書いてみます。

人から感謝されることを期待してはいけない理由

感謝するかしないかは「他人」次第だから

ひとつめが、感謝するかしないかはコントルールできない「他人」次第だからです。

そんなコントロールできない他人に対して感謝の気持ちを求めても

思い通りにならないことが多く、辛くなるばかりです。

『嫌われる勇気』という本にも書いてありますが、

他人がどう感じるかは他人が決めることであって、自分ではありません。

ですので、自分がすごく努力して、頑張ったとしても

相手がどう感じるかは自分ではどうしようもできないです。

諦めろとは言いませんが、過度に期待することはやめたほうが良いと思います。

仕事の本質は「交換」だから

仕事の本質は、「交換」だと思っています。

誰かの問題を吸い上げ(又は問題を発見し)、解決し、その対価として

金銭を受け取る、といったやり取りが基本です。

もちろんそこで「感謝」という気持ちが生じるかもしれませんが、

繰り返しとなりますがその「感謝」の気持ちを持つかどうかは相手次第であって、

自分が求めてもどうにもなりません。

ある意味、

お金という対価を支払っている時点で取引は終了しており、

そこに「感謝」という気持ちまで要求するのはちょっと出過ぎたことなのかもしれません。

仕事のもうひとつの本質は「自己満足」

ちょっと極論的な話ですが、

仕事のもうひとつの本質は自己満足だと思っています。

特に、今後機械化が進んでいって

人間がする仕事が少なくなってきたときに、

仕事は汗水たらしてするもの、といった意識がもっと薄れてくるのではないでしょうか。

有名人が

「今後国民は遊びが仕事になる」

と言っていましたが、

あながち間違ってはいないと思います。

従って、仕事=自己満足的な意味合いはどんどん強くなるのではないでしょうか。

そうなると、「人から感謝された」ことより

「自分が満足する仕事ができた」ということのほうが重要視されると思っています。

私自身、お客様から感謝されるのは

当然ながら飛び上がるほど嬉しいわけではありますが、

それは「ご褒美」のようなものだと思っており、

メインは交換と自己満足だと考えています。

 

人から感謝されることを期待している方は、

一歩下がってみて仕事の本質を捉え直してみると

少し心が楽になるのではないでしょうか。

 

まとめ

「人から感謝される仕事がしたい」

ということを聞いて違和感があったのでその理由を書きました。

 

編集後記

昨日は、情報収集と執筆を中心に行いました。

 

Youtube更新情報(毎週水曜日更新)

南国風のカーテンづくりを動画にしました。(興味がある方いましたら。。)

ちょこっと手作りする生活が心を豊かにしてくれます。

なんだかプライベートなことばかりなので今後はもう少しIT活用など増やしていきます。

 

あたらしいこと

家付近を夜散歩しました。噴水がきれいなスポットを発見しました。

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