ここ数年、AIをはじめ、テクノロジーの進化が著しいです。

このようなテクノロジーと無縁でいることは難しいです。

今日は、最新テクノロジーとの付き合い方について

考えてみます。

※テクノロジーとどう付き合う?

 

一番避けたいのは

まず、一番避けたいことを考えてみました。

それは

「触らない」こと、そして誰かの話を聞いてわかったつもりになること。

です。

冒頭に出したようなセミナーに参加しただけで満足しないことが大切です。

 

幸いなことに、テクノロジーは無料又は少額で利用できるものが多いです。

例えば、生成AIであるChatGPTはGPT-3.5のモデルであれば

無料で利用できます(2023年8月現在)。

その他Googleの生成AIであるBard、MicrosoftのBingも無料で利用できます。

 

そして、時間がめちゃくちゃ必要かというと全然そんなことはなく。

アカウントを登録すれば誰でもすぐに利用できます。

「時間とお金がない」が理由にはならないことは明らかです。

 

また、誰かすごそうな人の話を聞いて

「ああ、そういうものね」

と分かった気になるのも怖いです。

 

エンジニアさんが「プログラミングに役立つ!」と言っているのを聞いて

「自分には関係ない」と思うこと、

税理士が「税金計算には全然使えない!」と言っているのを聞いて

「そうか、じゃあ役に立たないな」と思うこと、

いずれも避けた方が良いかと。

 

自分で手を動かさずに理解できることはないはずです。

「そうはいっても本業が忙しい!」

と思うのであれば、

自分の仕事に活かそうという発想で捉えることがおすすめです。

そうすれば、モチベーションも上がりますし

スキルもアップします。

※自分の仕事にAIを活かす

 

過度な期待をしない

「とにかく触ってみる」

の次のステップとしては、

テクノロジーの限界を知り、

過度な期待をしないことが

大切と考えています。

 

SNSやYouTubeでは煽り系が多いので

影響されがちですが、

自分で触ってみて良い意味で「ここまでしかできないか」

と失望することが大事なんですね。

 

例えば、AIなんだから定率法(減価償却の方法のひとつ)

分かってて当然でしょ、

と思ったら全然理解してないとか。

こういうのも、AIの仕組み(「理解している」のではなく、単に次に続く言葉を

周辺の文脈から重みづけした結果を予測して出力しているだけ)を

少し勉強していたら腹落ちできるはずです。

 

でも、こちらが正しい方法を教えれば

あっという間に理解(?)して瞬時に回答を出してくれる。

「そうか、AIというのはめちゃくちゃ飲み込みが早いけど教えてあげないと

めちゃくちゃとんちんかんなことやりだす優等生なんだな」

というイメージを持つヒントになります。

 

過度に食わず嫌いにならない

極端な態度として「食わず嫌い」も避けたいですね。

「⚪︎⚪︎音痴」という言葉がいまだ使われますが、

それと似たようなもので「AI」「IT」「英語」「プログラミング」「数字」

といったことを聞くと自動的にシャットダウンしてしまうような態度です。

 

思うに、「⚪︎⚪︎音痴」って言葉自体が思考停止ワードのような気がします。

苦手意識を持つからには何かしら理由があるはずで、

それをもう少し掘り下げることが大事なんじゃないかと。

 

例えば「AI音痴」であれば、

いきなり小難しそうなエンジニアさんの動画を見るのではなくて、

AIに関する超入門書や、わかりやすい動画を見て

興味をもってみることが大事と考えます。

「あれ、意外とわかるじゃん」と思えれば一歩進みます。

(私の動画は煽りも称賛もせず淡々とやっているので

面白みに欠けますがイメージはできるかと)

 

その際、前述した「煽り系」は絶対見ない・読まないことが重要です。

本であれば、技術系などに偏らない

AIを広い分野から説明してくれた本ががおすすめです。

 

私が最近読んだAI本の中ではこちらの本がとても良かったです。

著者は物理学が専門で思い切り理系の方ですが、

非常にわかりやすい言葉で、偏った思考もなく過去から今にいたるまでの

AIの歴史を踏まえその限界、教育やビジネスへの影響を深く考察しています。

 

私はスマホをはじめとしたITが深く私たちの生活に馴染んだように、

この先数年でAIも馴染むと考えています。

 

プロンプトエンジニアに皆がなる必要はないですが、今できることは

とにかく触ってみること、

周囲の情報に流されずに過度な期待を持たない、でも食わず嫌いにならない、

そのくらいの距離感で接することが大切です。

 

編集後記

昨日から息子の誕生日祝いで温泉旅行に。

誕生日は特別な日。大切な人とのつながりを感じる1日です。

ただただ存在に感謝しています。

 

最近のあたらしいこと

湯河原温泉 ゆ宿 藤田屋

ちぼり湯河原スイーツファクトリー

« »