スーツ着てると見る目が変わる

先日、久しぶりに仕事でスーツを着る機会がありました。

たまたま

マンションのエントランスでお掃除してくれる女性に

会ったのですが、

いつもだったら「こんにちは〜」と軽く声をかけられる

ところ、

「お疲れ様です、いってらっしゃい」

って明らかに違った目で言ってくれたんですね。

 

まあ、

いつも汚い格好でゴミ出しするところとか、

ジャージでコンビニ行くところしか

見られていなかったので、

「あれ、まともに働いてたんだ」

と思われたのかもしれません。

 

「外面」って、やっぱり人に影響を与えるんだな、と。

※スーツ着てても、真面目な顔してても、仕事してるとは限らない

 

昼間何やってるかわからない人が増えた

とはいえ、

昔ほど

昼間外でフラフラしてても変な目で見られることはなくなった

気がします。

 

平日昼間映画を観ることが多いのですが

思いのほか人も多く、

結構若い人(とはいえ学生ではない)

もいるんですよね。

 

おそらく、リモートワークとか

多様な働き方が広がってきてるのだと思います。

すごく良い傾向だなと。

 

スーツ着てるからしっかりしてるとも限らないし、

昼間汚い格好でウロウロしてるからダメとも限らない。

そんな世の中になりました。

 

地位財も意味がなくなってきた

もうひとつ感じるのが、

「見栄」のために所有する物、つまり地位財

にそこまで意味がなくなってきた

ということです。

 

家、車なんかそうですね。

有名人でも賃貸派は増えましたし

若者は車持たないですし。

 

もうひとつ感じるのが

「本」です。

「本棚を見ればその人の知性がわかる」

なんて言われていた時代は

無理に難しい本を買って読んでもいないのに

並べている、という人も多かったと思いますが

いまは電子書籍全盛、そしてコロナの時代。

そうそう人様のお家で本棚の本をじっくり眺める

ことはありません。

 

私自身、本はほぼ電子で買っており、

家には何か調べるとき用の本しかありません。

 

ある意味Amazonの「おすすめ」は、

その人の内面を大きく表しているかもしれません。

なんとなく人に見られたくないですよね。

(変な本買ってなければ大丈夫だと思いますが・・)

 

そもそもAmazonの「おすすめ」は自分だけが見るものなので、

地位財ではありません。

他にも自分が所属しているコミュニティがリアルではなく

オンラインだったりすると

その人の交流関係とかも外からは見えづらいんですよね。

 

外面で繕えない時代には、内面を磨くしかない

地位財で自分を誇示することが難しい時代には、

内面を磨くことが人生を充実できる最良の道と考えています。

 

例えば私は

自分のAmazonのおすすめを見て

「そうそう、こういう本読みたいんだよね」

と自分のために最適化されたある意味バーチャルな本棚があることで

恥ずかしくない自分を眺めて満足している感覚があります。

それは、本当に自己満足の内面磨きですよね。

 

でも、そっちの方が外面を繕って自分を大きく見せるより

健全だと思うんです。

 

地位がなくても、

自分の意見をきちんと持っている人、

内面が充実している人は

評価される時代になってきています。

 

ネット世界がその傾向を広げた

部分も多いでしょう。

 

ただなんとなく人が集まるよりは、

内面を磨いた者同士が交流できれば

あらたな発見があるはず。

 

というわけで、

昼間から汚い格好して掃除のおばさんに変な目で見られようと、

誰にも見られない

自分だけの内面磨きをこっそり、ひっそり、

これからも楽しんでいきます。

 

編集後記

昨日は、9月決算の会社の申告準備を。

 

最近のあたらしいこと

NEWoMan横浜 ブルーボトルコーヒー

映画「アムステルダム」

T・ジョイ

ブルーボトル、多分2回目ですが

香ばしくて本当に美味しいコーヒーだなと思いました。

« »