「大人の学び直し」

最近、

「大人の学び直し」

「リスキリング」

という言葉を聞きます。

ニュアンス的には、

人生100年時代、

仕事を失わないために、

スキルアップのために、

大人が学び直しをするということのようです。

 

わたしはこの言葉に少し違和感があるのと、

もっと大切なことがあると思っているので

今日はその点について書きます。

※子どもに「学べ」と言うことより後ろ姿を見せる方が伝わる

 

「学ぶ」ことは大人にとって特別なこと?

まず、学び「直し」ということからもわかるように、

大人は「働く」ことが主で、「学ぶ」ことは特別なことと

捉えられていることに違和感があります。

 

普段から学べばいいんじゃないでしょうか。

それに、

普段学んでない大人が子どもに「学ぶことは大事だ!」って言えるんですか。

勉強しろと言わなくてもきちんと

子どもは大人の後ろ姿から学びます。

学んでいない大人の口先だけの言葉を、

子どもは信用しません。

 

学ぶことが特別視されているのも気になります。

「社会人入学」

という言葉もそれを表していますよね。

「学ぶ」=スクールに通う、MBAなどの資格を取る

など特別なことを指している風潮も気になります。

 

わたしはお金や時間をたくさん使わないと

学べないとは思っていないです。

普段の生活・仕事から学べることはたくさんあります。

 

資本主義的には「無価値」と思われている

周りの人との円滑なやり取りだったり、

毎日美味しいご飯を作ることだったり、

部屋をきれいに掃除することだったり、

健康な心身を保つことだったり。

 

学ぶ=お金を稼ぐため

という狭い考えからもうちょっと

一歩先に進んで、

学ぶ=人生を豊かに保つため

とすれば学びの範囲は広がります。

 

学び直しより、「学ぶチャンスを得る」ことが大事と思っている

もちろん、資格がないとできない仕事もあるし

英語やプレゼンなど仕事で直接必要なスキルもあります。

 

40代過ぎてそういったスキルを学ぶことも

大事ですが、それよりもわたしは

普段から「学ぶチャンスを得る」こと

のほうが大事と考えています。

 

なにも立派な大学に通わなくても、

学ぶチャンスはいくらでも転がっています。

 

わたしはよく仕事から学んでいます。

お客様からお金をもらって学んでいるんです。

こういうことを書くと

「ちゃんとスキルを身につけてないのに

お金をもらうなんて・・」

と思われるかもしれませんが、

多かれ少なかれ誰だって未経験の

仕事を必死でやる機会はあるはずです。

 

むしろ大人になってからの学びは

この方法が一番だと思ってるんです。

自分も成長できるし、

必死さによってお客様に貢献できる

可能性が上がります。

 

40代以上になればこれまで蓄積してきた

インプットがあるはずなので、

それにプラスしてインプットを増やし続けても

そこまで成長は見込めないと思っていて。

アウトプットする前に人生終わっちゃいそうじゃないですか。

 

であるならば、アウトプットから入って

必要に応じてインプットをする方法が

効率的だし楽しいと思うんです。

 

仕事だけでなく、

人生からも多くのことを学べます。

毎日なんとなく惰性で過ごしてしまうと、

学ぶチャンスを失います。

隙あらば、ちょっとしたことでも良いので

新しいことに挑戦し

学ぶチャンスを掴み取っていきませんか。

 

編集後記

週末から今日にかけて湯河原温泉へ。

息子の20歳の誕生日祝いで行きました。

健康に育ってくれてありがとう。

 

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