お金の管理は拝金主義を捨てることから

毎月1回、事業と家計を合算して自分の決算を行っています。

その目的は、「お金を貯めるため」ではなく、

「生きたいように生きる」ためです。

「お金を貯める」ことは目的ではなく、したいことをするための手段だと思っています。

日本人は堅実、という印象がありますが、不思議なことに、お金の話ばかりする人ほどお金の管理をしていない気がします。

矛盾しているようですが、お金とうまく付き合うには、拝金主義を捨て、ただのツールとして管理を習慣化してしまうことからだと思っています。

「生きたいように生きる」ためのお金の管理

雑誌には数々の節約手法が紹介され、結婚相手・転職先は年収で選ぶ風潮、テレビ・ネットには成功した人たちの豪華な暮らしが放映され・・などなど日本には驚くほど拝金主義的な要素があることに気づきます。

自分でも知らず知らずのうちに拝金主義に冒されると、

「とにかくいっぱい稼いだほうがいい」

「とにかくいっぱい貯めたほうがいい」と、

お金、お金の思想になりがちです。キリがないですし、人生面白くないですね。

そうならないためには、「(家族・自分が)したいことをするためのツール」としてお金を捉え直すことが大事だと思っています。

したいこともないまま、ただのツールに過ぎないお金にだけこだわると人生が無為なものになります。

お金はただのツール、と捉え直せば自然と必要なお金管理も分かるようになるはずです。

お金の管理の労力は少なく。習慣にしてしまう

とはいえ、本屋さんにたくさん売られている「家計簿」を見ると、お金管理はちょっと面倒そうに感じる人も多いのではないでしょうか。

そんな方には、そこまで労力がかからないお金管理の手法があることを是非知ってもらえればと思います。

具体的には、便利な家計簿アプリ・クラウド会計ソフト(事業を行っている人の場合)を利用する方法です。

例えば、お金管理として具体的に私がしていることは以下のとおりです。

<毎日(朝一番に)していること>

  • 家計簿アプリ(マネーフォワード)に家計の収支、クラウド会計ソフト(MFクラウド・freee)に事業の収支を入力する(5分程度)

家計簿アプリ・クラウド会計ソフトは銀行・クレジットカード利用分を同期できるため、科目をつけるだけです。

現金支出分は、レシートを残して、後から整理して・・ということはせず、事業分はすぐにクラウド会計ソフトに入力し、レシートは封筒にそのまま放り込み、家計のレシートはアプリに入力したらすぐに捨てています。

毎日5分程度の作業が、のちのちの労力に大きな差が出ます。

記憶が浅いうちに記録は行っておいたほうが効率的です。

<毎月1回していること>

  • 家計簿アプリ・クラウド会計ソフトのデータをExcelにダウンロードして集計、予実比較(30分程度)

毎月1回、家計と事業を合算して予実比較しています。

毎日記録をしているので集計のみで済みます。

あまり細かい残高の誤差は気にせず、とにかく月次の予算と実績とがどれほどの差があるのかだけ確認します。

大事なのは、「現状把握」と、「今後どう改善していったらいいのか(もしくはこのままでいいのか)」の2点だけです。

お金管理はあくまで「したいことをするため」に行うものなので、なるべく労力をかけずに、習慣にしてしまえる方法がベストです。

まとめ

毎日のルーティンの記録と、毎月1回の集計さえ行えば、安心して月中を過ごすことができます。

普段私はアプリで全財産を管理できているため、お金のことは頭から離れています。

ざっくりとでも予算をたてておけば衝動買いも防げます。(たまにオーバーすることもありますが。。)

お金は、追えば追うほど不安がましていくものだと思っています。

お金の不安は減らすには、お金はただのツールと割り切って管理を習慣化してしまい、「お金のことを考えない時間を増やす」ことが一番ではないでしょうか。

編集後記

昨日は、税理士向けの雑誌を出版している会社の方と記事の依頼について打ち合わせ。

読者の若返りをさせたいとのことで、若い人が行うビジネスに関する税務特集を行うようです。

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