先日読んだ「学びを結果に変えるアウトプット大全」という本は、学んだこと(インプット)をいかに吐き出す(アウトプット)かが詳しく書かれていました。

 

アウトプットは、具体的にいうと「話す」「書く」「行動に移す」ことです。

インプット(座学・読書などの知識の収集)とアウトプットの黄金比率は3:7程度とこの本には書かれていました。

インプットしていても、アウトプットしている人は少ない

3:7という黄金比率を見て・・私はアウトプットが少ないな、ということを実感しました。

日本の教育制度の問題が関係しているのか、多くの人が本を読んだり、セミナーに行ったり、学校に通ったり、などと知識の収集である「インプット」に偏りすぎています。

これは自分も含め、周りを見ていて実感します。

何か始めるときも

「この資格を取ってからでないと・・」

「もう少し英語が話せるようになっていないと・・」

「もっとこの分野の知識をつけてから」

といった形で踏みとどまりなかなか行動(アウトプット)に結び付けない人が多いと思います。

ですので、日常的にアウトプットを意識している人はそれだけで差別化が図れるということですね。

私自身、今まで「これはやってよかった」と思うことはすべてインプットではなくアウトプットです。

  • 知識・経験意識せず独立したいから独立した
  • ブログを毎日書いた
  • 英語が不安だけど個人旅行が難しい国へ行った(チェコ、ベルギーなど)
  • 話すのが苦手だけど講師を引き受けたり、自分でセミナーを開催した

特に30代、40代はインプットはもう十分なのでアウトプット中心の考え方に切り替えるべきでしょう。

情報をはきだしていないとおのずと「情報の食べ過ぎ」に陥る

少なからずアウトプットをするようになって、気づいたことは、

「現代は嫌でもインプットしてしまう。従ってアウトプットしなければ情報の食べ過ぎに陥る

ということです。

例えば私がいまだに

「独立したいな。でもあの知識が足りない、そうだあの先輩に見習って、セミナーも行って・・」

とインプットばかりしていたら、「税理士が独立するために必要な知識」についてはものすごく詳しくなっていたかもしれませんが、スタート地点にも立てていなかったことになります。

現代はいつでもネットに繋がっている状況なので嫌でも情報は入ってきてしまいます。

情報を遮断することも大事ですが、適宜情報を吐き出し、行動するということがこの時代、とても大事なことだと考えます。

脳の容量は限られているので、自分にとって有益なことに使うためには、情報をどんどん吐き出していつも脳を空っぽにしていくことが大事ではないでしょうか。

自分の「想い」「こだわり」を作るために大事な「吐き出す」「行動する」ということ

知識は十分であっても、自分の「想い」「こだわり」がないと人間の深みがでないと思っています。

有名な経営者の本を読んでインプットするのも良いですが、そのような情報を知ったら自分なりに加工して吐き出す(書く・話す・行動する)ことが大事です。

恐らくそういったアウトプットをしないと、その人自身の「想い」「こだわり」は生まれてこないのではないかと思います。

「書籍を書く」「ブログを書く」こともアウトプットですが、書く人の「想い」「こだわり」が強ければ強いほど深いものができると思っています。

「〜と聞きました」「かの有名な○○さんが言ってました」

だとなかなか深みは出ないですよね。

 

先に紹介した本「学びを結果に変えるアウトプット大全」ではまず始められるアウトプットとして「日記」を挙げています。

最初は立派なことを書こうとせず、嬉しかったこと、楽しかったことなどポジティブなことを箇条書きで書くなどもお勧めとのこと。

少しずつ、日常の中に「アウトプット」(書く、話す、行動する)を取り入れて自分の想い・こだわりを固めていきませんか。

まとめ

インプットしたら、その2倍以上のアウトプットをする。

これを心がければ人よりもずっと早く成長できるはず。

私も情報の食べ過ぎに陥らないよう吐き出し、そして行動します。

編集後記

昨日は、起業された方の各種届出書作成など。

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