「税務調査にAI導入へ」というニュースを最近見ました。

税務調査にAI導入へ 財務資料や「音声データ」分析 早期摘発や監視強化狙う – 毎日新聞

上記のニュースは主に大企業向けのようですが、

決算説明会に出席した経営陣の音声データや、アニュアルリポート(年次事業報告書)に掲載された経営トップの写真、メッセージも分析。過去の事例を見ると、リスクを好んだり、自己陶酔型の説明をしたりする経営者ほど、監査法人に高い報酬を支払って癒着し、不正を行う可能性が高いという。

と書かれており、

決算説明会での経営者の表情、説明も気をつけなければいけない時代にきたんだな・・と興味深いものでした。

個人事業者の税務調査の本を読みました

税務調査はAIによって簡易化されていくのだろうか・・

とこのニュースを見て考えていたところ、

ひとり税理士仲間である内田敦さんの新刊『税理士のための個人事業者・フリーランスの税務調査実例&対応ガイド』という本を読みました。

個人事業者・フリーランスの税務調査 実例&対応ガイド | 内田 敦 |本 | 通販 | Amazon

この本は、個人事業者・フリーランスの税務調査がどのように行われるか、対応のポイントなどが

内田さんの豊富な経験を元に書かれており大変勉強になりました。

個人事業者は一般的に法人よりも税務調査が入る可能性はかなり少ないだろう、

と思い込んでいたのですが「こういった状況で入るのか・・」と初めて知ることばかりで驚きました。

特殊なケースの事例は人間でしか対応できない

面白かったのが、最後の方で紹介されている特殊なケースです。

人間の感情部分は、どうしても人間でないと対応できないと感じました。

例えば、税理士が立ち会うことで納税者に「安心していただける」という点は見逃せません。

マイナンバー、キャッシュレス、ペーパーレスなどで何もかもがデータ化される監視社会に

おいて、どんなに業務を完璧に行っていても、人間が求めるのはやはり「人間の」味方なのでしょう。

意味がどれだけあるのかは疑問ですが、

双方の「落とし所を見つける」というのもやはり人間でしかできないと思います。

やはり最後の「判断」は人間でないとできない、

そう考えると税務調査という人間臭さの極みのような手続き

最後まで残る仕事なのでしょう。

 

まとめ

税務調査は人間臭さの極みで、AIで効率化しても、最後は人間対応が必要だろうということを書きました。

読んでいて、はあ・・内田さん本当にお疲れさまです。と思いました。

(人間臭い部分は、是非本書で)

 

編集後記

昨日は、午前中確定申告などの仕事をして午後は休息を。

最近の疲れが取れました。

 

最近のあたらしいこと

内田敦さんの新刊

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