先日、いつも聞いているVoicy(音声プラットフォーム)

「アプリ内課金」ができるようになった、

というアナウンスがありました。

Voicy – 音声プラットフォーム

そういえば、

わたしも課金するときになぜかスマホアプリから

課金ボタンが見つからず、

Webのほうから手続したなー。

と思い出したのですが、

そこには深い闇?があることに後から気づきました。

このエピソードと、暗号資産ウォレットの普及で予測できる未来を

考えたので書いてみます。

アプリ内課金は30%くらい高い

Voicyでプレミアムリスナーになると

プレミアムの音声を聞くことができます。

このプレミアムリスナーになるためには

月額課金の手続きをしなければいけないのですが、

今後は2種類の価格(Webで申し込む価格、アプリ内で申し込む価格)

が出てくるとのことです。

 

「えっなんで?同じサービスなのに?」

と思われますが、

この原因は「Apple税」「Google税」です。

Apple StoreやPlay Storeを利用して商品を販売すると、

30%がこれらのプラットフォームの収益になっちゃうようです。

30%って・・・かなりエグいですよね。

だから、VoicyはわざわざWebからしか申し込めない仕組みになっていたんですね。

 

でもさすがにAppleから注意がきたようで、

アプリ内課金も始めたようです。

Appleに支払う30%分が加味されるから、アプリ内課金のほうが高めです。

 

リスナー側としては、

同じサービスなのに価格が2つある状況に対応する必要があります。

事情がわからないとこの状況を理解できないと思います。

暗号資産ウォレットは、直接人と人がつながる

Apple税、Google税については

各国で問題視されています。

売る側を考えてみればわかります、プラットフォーム利用しただけで

有無言わさず売上の30%取られる、っていうのはちょっと・・。

購入側から見ても、

課金したい(応援したい)人がいるのに

直接課金できないせいで

自分のお金の多くがプラットフォームにいってしまうのって

なんだか悲しいですよね。

 

そこで、注目したいのが暗号資産のウォレットです。

わたしも使ったことがありますが、

Meta MaskなどのWeb上のウォレットのほか、

USBくらいの大きさの物理的なウォレット(ハードウォレット)

など色々あります。

これらを使うと、銀行だとかプラットフォームだとか通さずに

ウォレット同士がつながって、

直接人に暗号資産を送ることができるんですよね。(P2P、ピア・ツー・ピアシステムと呼ばれます)

もちろん、直接なので余計な手数料は一切かかりません。

(GAS代というマイナー(承認作業を行う人)に支払う直接的な手数料は発生します)

 

わたしも、以前

コンサルティングの支払にウォレットからウォレットに直接

暗号資産を送付してもらったことがあります。

銀行みたいに1日もかかったりせず、すぐにウォレットに反映されました。

暗号資産ウォレットが、プラットフォームビジネスを変えていく?

この「直接」決済ができることが、

既存のプラットフォームや

クレジットカード、銀行など「仲介者ビジネス」

を変えていくのでは、なんて考えています。

 

直接ウォレット同士がつながってしまえば、

決済の仲介者って要らないんですよね。

しかもそこには強力なセキュリティが備わっていて

(改ざん不可能なブロックチェーン技術)、

銀行の巨大投資による利用者負担もありません(巨大投資しても銀行はバグばかり起こしてますが)。

これが広がってくると、

資金調達、寄付、オークション、個人間売買

などいろんなところで応用ができそうです。

 

とはいえ、いまのところ法定通貨の強い日本では

まだまだ未来の話とは思いますが。

 

とにかくも、

GAFAなど巨大プラットフォーマーが情報もお金も独占している

いまの世の中はあまり健全とはいえないので、

直接ウォレットがつながることによって

余計な手間やコストが減る世の中を望んでいるし、楽しみにもしています。

 

まとめ

暗号資産ウォレットの普及で予測できる未来を書いてみました。

 

編集後記

メルマガ限定オフ会の募集をしたところ、

お申込いただきました。楽しみです。

 

最近のあたらしいこと

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